フレンチプレスを使ったアイスコーヒーの淹れ方

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毎日蒸し暑い日が続いて
アイスコーヒーを飲む機会が多い季節となりました。

アイスコーヒーには「急冷」と「水出し」の2種類があります。

ハンドドリップで淹れても美味しいのですが
今回はコーヒー豆の風味を十分に堪能してもらえるように
”フレンチプレス”を使った淹れ方をご紹介します。

Contents

フレンチプレスの魅力

浸漬式の代表的な抽出器具とも言える“フレンチプレス”の魅力は、
・コーヒー豆の個性をそのままに抽出する機能性
・抽出方法が簡単で誰でも使いこなすことができる利便性
になります。

フレンチプレスは浸漬式といって、
コーヒー粉をお湯に浸してコーヒー成分を抽出する方法に分類されます。

名前にある通りフランスで生まれたコーヒー器具で、
沸騰したてのお湯で長時間抽出するのが特徴です。

高温なお湯を使うことで良質な豆の成分を引き出し、
お湯とコーヒー粉が長時間触れ合うことで
コーヒー豆本来の味と香りがダイレクトに抽出されます。

そのためユニークな個性をもつ
スペシャルティコーヒーを淹れる際に採用されることが多いです。
逆に言うと、時間が経って質の劣ったコーヒー豆などを
淹れるとそのままの風味が出てしまうので新鮮なコーヒー豆を使うのがおすすめです。

これだけ機能性に優れていますが、
誰にでも簡単に扱うことができるコーヒー器具でもあります。
とにかく一言で言うとコーヒー粉を入れてお湯をかけるだけ
なのでコーヒー初心者の方でも美味しいコーヒーを淹れることができます。

コーヒー粉とお湯の量、それから抽出時間さえ決めておけば
何度でも同じコーヒーを淹れることができる再現性の高さ
フレンチプレスの長所の1つです。

最後にフレンチプレスはおしゃれなデザインのものが多く
インテリアとしても活躍します。
コーヒーはおしゃれにかっこよく淹れたいものです。

フレンチプレスでアイスコーヒーを淹れることができる

フレンチプレスは一般に
ホットコーヒーを淹れる抽出器具として有名ですが、
淹れ方を変えると急冷アイスコーヒーや水出しコーヒーを淹れることもできます。

フレンチプレスで淹れることで風味にどのような変化をもたらすのでしょうか?

フレンチプレスで急冷アイスコーヒーの淹れ方

コーヒー豆 20g
お湯 300ml(97°)
抽出時間 4分
蒸らし 30秒
氷 お好みの量

急冷アイスコーヒーを淹れる手順

通常のフレンチプレスと同様にコーヒーを抽出します。

抽出できましたら、グラスいっぱいに氷を入れます。
氷の量は好みに合わせて調整してください。
私はグラスからはみ出るほどたっぷり入れます。

そこに抽出したコーヒーを一気に注ぎます。
このとき氷が溶けてパキパキっという音が夏がきたんだなっと趣を感じます。

フレンチプレスで抽出したコーヒーは
コーヒーオイルもダイレクトに抽出されているため少し濁ったような色合いになります。

これが気になるという方は、
一度抽出したコーヒーをペーパーフィルターに通して
濾過すると濁りはなくなります。
と同時にコーヒーオイルもペーパーフィルターに吸収され
フレンチプレスならではの味わいも薄れてしまうので
ハンドドリップで淹れた方が良いと思われます。

実際に飲んでみて

フレンチプレスにて急冷アイスコーヒー

ハンドドリップでの急冷アイスコーヒーと比べて
コーヒーらしい重厚感と風味を感じられるアイスコーヒーだと感じました。

まろやかというよりはシャキッとした口当たり
パンチのあるコーヒーが好みの方は
フレンチプレスでの急冷アイスコーヒーがおすすめです。

フレンチプレスだと手間がほとんどかからないので
忙しい朝にささっと淹れることができます。
それでいて風味も香りも楽しむことができます。

フレンチプレスで水出しコーヒーの淹れ方

水出しコーヒーとは
コーヒー粉を水に長時間漬けてコーヒーを抽出する方法になります。

コーヒー粉を水が長時間触れ合うことで
クリアな味わいのコーヒーが抽出されますが、
これをフレンチプレスで抽出したらどのような風味になるのでしょうか。

必要なものは以下になります。
・コーヒー豆 20g(微粉カットする場合は+3g)
・フレンチプレス
・スケール
・コーヒーミル(自分で挽く人のみ)
・茶こし

水出しコーヒーを淹れる手順

コーヒー豆はプレス同様に粗挽きに挽きます。
*挽いたコーヒー粉を一度茶こしで濾し
微粉カットすることでよりクリアな味わいのコーヒーになります。

コーヒー豆と水の比率は1:10が理想です。
この比率で淹れたコーヒーは風味が安定しています。
*慣れてきたら自分の好みに合わせて調整してください。

今回は1杯分の抽出に
コーヒー豆20g、水200mlを使用します。

挽いたコーヒー粉をプレス本体にセットしたら
200mlの水を注ぎます。

水を注いだらコーヒー粉が水とよく馴染むように
上に浮いているコーヒー粉をスプーンなどでザクザクと刺すように入れます。
これはサイフォンでいう攪拌の作業と同じ役割を果たします。

コーヒー粉を攪拌する様子

スプーンで攪拌したらプレスにラップをかけて
冷蔵庫にて約8時間漬けおきます。

8時間経ったら冷蔵庫から取り出し
プランジャーでプレスして完成です。

ですが私はプランジャーは使わず抽出されたコーヒーを
一度ペーパーフィルターに通して濾過させる方法を採用しています。

抽出したコーヒーをペーパーで濾過する様子

フレンチプレスのフィルターは水出しコーヒー専用のメッシュフィルターに比べて目が粗いため微粉が混じりやすいためです。
特にコーヒー豆を挽いた後茶こしで濾していない場合は濾過させることをオススメします。

実際に飲んでみて

フレンチプレスで抽出した水出しコーヒー

クリアでなめらかな口当たりなのにしっかりと苦味も感じるコーヒーです。

苦味やボディの強いコーヒーがお好みの方にオススメです。

水出しコーヒー専用のポットでは量が多すぎる
一人暮らしの方でも丁度いい量の水出しコーヒーを
抽出することができます。

誰でも簡単に淹れることができる

フレンチプレスを使ったアイスコーヒーの淹れ方はいかがだったでしょうか。

お湯を注ぐ技術やたくさんの器具を必要としないので
誰にでも簡単に淹れることができます。

フレンチプレスさえあれば
急冷アイスコーヒーも水出しコーヒーも
淹れることができるので興味のあるかたは
ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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