セミの声が聞こえ始めたこの時期は
冷たいアイスコーヒーが飲みたくなります。
「すっきりとした味わいのアイスコーヒーを飲みたい、
でも水出しコーヒーだと時間がかかる」
そんな時は『氷出しコーヒー』はいかがですか?
Contents
水出しコーヒーとの違い
水出しコーヒーとは
コーヒー粉と水を長時間つけてコーヒーを抽出したものを指します。
一般に抽出するのに8時間ほどかかります。
長い時間を要するため
夜仕込んで次の日の朝に出来上がることになります。
しかし氷出しコーヒーなら水出しコーヒーの
約半分の時間でアイスコーヒーを抽出することができます。
淹れ方もシンプルでセットさえすればあとは放置していて良いので
待ってる間に本を読んだり、アニメを見たりしている内に出来上がります。
氷出しコーヒーの淹れ方
氷出しコーヒーの淹れ方には2つの方法があります。
と言っても、ほんのわずかな違いで風味に差が出ることはありません。
パターン①はドリッパーの数 “1つ”、パターン②はドリッパー の数 “2つ”使うので自分の持っているドリッパーの数に合わせてパターン①か②で選ぶと良いと思われます。
パターン①ドリッパー1つを使った淹れ方
こちらはドリッパーを1つ使って淹れる方法になります。
~準備するもの~
・コーヒー豆 14g(中細挽き)
・ドリッパー 1つ(形状はなんでも大丈夫です)
・お湯 約20ml
・氷 150g
私が使用したドリッパーは『Kalita 3つ穴式』になります。
コーヒー豆をアイスコーヒー用の“中細挽き”に14g挽きます。
挽きましたらドリッパー(3〜4杯以上用の大きさの物が好ましい)に
ペーパー、コーヒー粉をセットします。
コーヒー粉が水と馴染みやすくするために
お湯を20ml程度(粉全体に行き渡る量)注ぎます。
コーヒー粉が全体的に水分を含んだら
その上に氷を目的量より少し多めの量いれます。
あとは自然に氷が溶けきったら完成です。
パターン②ドリッパー2つを使った淹れ方
続いてドリッパーを2つ使った淹れ方になります。
ざっくり説明すると、
1つ目のドリッパーには
通常のハンドドリップと同様にペーパーとコーヒー粉をセットします。
その上に2つ目のドリッパー(3杯〜4杯分ほどの大きさ)に
ペーパーをセットし、抽出したい量より少し多めの氷を入れて抽出します。
~準備するもの~
コーヒー粉 14g(中細挽き)
氷 140g
お湯 20ml程度(88°)
ドリッパー 2つ
ドリッパー選びに関しては正直どのドリッパーでも構いません。
氷の溶ける速さを利用するためどのドリッパーであっても点滴抽出になり味に問題は出ません。
ただ氷を入れるドリッパーは量が多く入る3〜4杯分用の大きさの物を推奨します。
私が使用したドリッパーは『HARIO v60』と『Kalita 3つ穴式』になります。
では手順の説明に入ります。
コーヒー豆はアイスコーヒー同様“中細挽き”で14gを挽きます。
挽いた豆を1つ目のドリッパーにセットしたら
お湯を20ml程度(粉全体に行き渡る量)注ぎ
コーヒー粉が水と馴染みやすくなるようにします。
次に2つ目のドリッパーを先ほどのドリッパーの上に重ね、
ペーパーをセットし、目的量より少し多い量の氷を入れます。
あとは、氷が溶け出しコーヒーが抽出されるのを待ちます。
大体4時間で一杯分のコーヒーが抽出されます。
(室温などによって多少の誤差はあります。)
簡単にコクのあるすっきりとしたアイスコーヒーを淹れることができます。
氷出しコーヒーの風味の傾向
氷出しコーヒーで淹れたアイスコーヒーは、
とにかく爽やかなすっきりとした味わいが特徴です。
ハンドドリップと比べてじっくりゆっくり抽出されるため
雑味のないクリアな風味になるというわけです。
さらに、水出しコーヒーと比べてコクのあるコーヒーに仕上がります。
これは抽出の際、
氷の溶けるスピードで点滴のように注湯されるためです。
氷出しコーヒーも水出しコーヒーと同様に
深煎りのコーヒー豆で淹れることを推奨します。
水出しコーヒーよりは時間がかからないといっても
約4時間ほどはかかりますので味がブレない
シャキッとした味わいに仕上げるためです。
もちろん浅煎りのコーヒーで淹れても
美味しくないということではありません。
自分の好みに合わせてコーヒー豆を選出してください。
最後までお読みいただきありがとうございました。