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フレンチプレスは誰でも本格的なコーヒー抽出が可能
フレンチプレスとはコーヒーを淹れる器具の一種で、
初心者でも簡単に本格的なコーヒーが淹れられるとして重宝されています。
淹れ方はコーヒー粉にお湯を注ぐだけなので注湯のテクニックを必要としません。
そのため初心者の方でも美味しいコーヒーを淹れることができます。
コーヒー抽出には「浸漬式」と「透過式」の2種類の抽出方法があります。
フレンチプレスはコーヒー粉とお湯が直接触れる抽出方法のため『浸漬式』に分類されます。
浸漬式で淹れたコーヒーはコーヒー豆本来の風味がダイレクトに抽出される特徴があります。
「浸漬式」と「透過式」 のコーヒーの違いについてはこちらを参照ください。
フレンチプレスの淹れ方
~必要なもの~
・フレンチプレス
・コーヒー豆
・ドリップケトル
・コーヒーミル
・スケール
・タイマー
フレンチプレスの抽出手順
まずコーヒー豆を”粗挽き”で挽きます。
細かいメッシュで挽いてしまうと
フレンチプレスのフィルターにコーヒー粉が詰まってしまうので
なるべく粗いメッシュで挽くようにしましょう。
挽いたコーヒー粉をプレス本体にセットしたら、
コーヒー粉全体に行きわたる量のお湯を注ぎます。
プランジャーを上げた状態のフタを軽く添えて30秒間蒸らします。
蒸らしが終わったら抽出量まで一気にお湯を注ぎます。
再びプランジャーを上げた状態でフタをつけて
4分間待ちます。
4分経ったらゆっくりプランジャーを下ろします。
(勢いよく下げると中身が飛び出してしまうので力を入れずゆっくり下げます)
以上で抽出完了となります。
フレンチプレスからカップにコーヒーを注ぐ際には
最後まで注ぎきらないようにしましょう。
プレスの下にはコーヒー粉が溜まっているため
最後の方は雑味や渋みの強いコーヒーが抽出されてしまうためです。
フレンチプレスの選び方
いざ買おうと思っても何がいいのか迷ってしまいますよね。
そこでフレンチプレスを選ぶ上で重要なポイントが以下の3点になります。
・サイズ
・手入れのしやすさ
・素材
サイズで決める
日頃コーヒーを何杯淹れるかによって適切な容量が決まります。
例えば1~2杯の場合は350ml、3~4杯の場合は500ml
それ以上は1Lが最適な容量になります。
1~2杯しか淹れないのに大きいサイズのものを使うと
粉を最後までプレスしきれず、風味に影響が出てしまいます。
適切なサイズを選びましょう。
手入れのしやすさ
フレンチプレスは浸漬式であるため
コーヒーオイルが付着しやすくなります。
オイルが付いたままの状態でコーヒーを淹れると
風味や香りに影響が出てしまいます。
そうならないためにもパーツごとに分解できて
しっかり洗い流せるタイプのものを選びましょう。
また使用後のフレンチプレスに溜まったコーヒー粉の処理も一手間かかってしまいます。
私は面倒くさがりなので細かい目のネットを用意し、
そこにコーヒー粉を入れてそのまま捨てています。
細かい目のざるやネットを用意しておくと後処理が楽になるので
一緒に用意しておきましょう。
素材で決める
フレンチプレスにはガラス製とステンレス製のものがあります。
ガラス製は抽出の様子が確認しやすい、視覚でも楽しみたい方にオススメです。
ステンレス製は抽出の様子を見ることはできませんが、
ガラス製に比べて保温性に優れています。
使う用途によって素材のチェックも忘れずしましょう!
自宅で簡単に美味しいコーヒーが飲めるフレンチプレス
『bodum KENYA(ケニヤ)』
価格:3,300円 容量:500ml
素材:ガラス 重量:390g
ガラス製のフレンチプレスですが、
本体の覆う部品やプランジャーはプラスチックで
できているので割ってしまう危険性が低いです。
至ってシンプルな設計なので初心者の方でも
簡単に本格的な風味のコーヒーを淹れることができます。
【オススメポイント】
- 初心者でも扱いやすい
- 持ち手やフタはプラスチック製だから熱くならない
- シンプルでモダンなデザイン
『パール金属 コーヒープレス』
価格:1,100円 容量:350ml
素材:ガラス 重量:400g
Amazonで検索したところ1,000円と驚きの価格で販売されています(2021/01/28時点)。
あまりに定価すぎるので品質に不安を感じますが
問題なくコーヒーの抽出が行えました。
リーズナブルな値段で美味しいコーヒーを楽しみたい方にオススメです。
【オススメポイント】
- リーズナブルな価格
- 手入れがしやすい
『リバーズ コーヒープレス フープ モノ』
価格:4,400円 容量:500ml
素材:ガラス 重量:450g
度重なる改良を重ねてようやく完成した1枚のステンレス製モノフィルターに
美味しいコーヒーの秘密が隠されています。
穴の大きさや密度にこだわって、
微粉の混入を防ぐ、手入れしやすい、長く使える
ように設計されています。
【オススメポイント】
- 持ちやすい大きめの持ち手
- 改良を重ねた理想のフィルター
- モノクロのデザイン
『バリスタコー コアコーヒープレス』
価格:5,000円 容量:350ml
素材:ガラス、ステンレス 重量:410g
このフレンチプレスはプラスチックを使わず
ステンレススチールとガラスのみでできています。
そのためコーヒーオイルのアロマを楽しみながらも
コーヒー豆そのものの風味をダイレクトに味わうことができます。
【オススメポイント】
- プラスチックを一切使用していないプレス
- 時代に左右されないクラシックなデザイン
見た目も大事!おしゃれなフレンチプレス
『HARIO カフェプレス・ウッド』
価格:9,900円 容量:300ml
素材:ガラス 重量:350g
プランジャーや持ち手部分が”オリーブ・ウッド”でできており、手に馴染みやすくなっています。
見た目も柔らかい雰囲気で落ち着いたひとときを送れます。
デザインにもこだわりたい方にオススメです。
*木製部分は水気に触れないように注意が必要となります。
【オススメポイント】
- インテリアとしても活躍する
- ウッド調で癒されるデザイン
『bodum EILEEN(アイリーン)』
価格:8,800円 容量:500ml
素材:ステンレス 重量:560g
デザイナーのアイリーン・グレイ氏がデザインしたフレンチプレスで、そのクラシックでスタイリッシュなデザインが人気を集めています。
コーヒーを愛する全ての人のために作られたプレスは、パーツごとに分解ができ手入れがしやすくあります。
清潔を保って長く愛用したいデザインとなっています。
【オススメポイント】
- 高級感あるスタイリッシュなデザイン
- 中の様子が見えるステンレス製のプレス
- 手入れのしやすいステンレスフィルター
アウトドアに持っていきたいフレンチプレス
『bodum TRAVEL PRESS SET』
価格:3,300円 容量:350ml
素材:ステンレス 重量:50g
アウトドア用に開発されたフレンチプレスになります。
手のひらサイズで持ち運びがしやすく、
保温性の高いステンレス製はコーヒーの風味をキープしてくれます。
また、プレスし終わったコーヒーをそのまま直接カップとして
使用できるのでこれ一つでコーヒーを楽しむことができます。
【オススメポイント】
- そのままカップとしても使える
- 持ち運びやすいサイズ
『bodum COLUMBIA(コロンビア)』
価格:11,000円 容量:500ml
素材:ステンレス 重量:600g
フレンチプレスといえばスタイリッシュなデザインが主流ですが、
このコロンビアは丸いポットのようなフォルムで注目を集めています。
ステンレス製、ダブルウォールで
保温に特化しているフレンチプレスとなっています。
【オススメポイント】
- 二重構造で保温に優れている
- 丸みを帯びたフォルム
『Coffee Gator フレンチプレス コーヒーメーカー』
価格:10,000円 容量:1000ml
素材:ステンレス 重量:1000g
二重層のステンレス製メッシュフィルターが
コーヒー粉を完全にガードする仕組みとなっています。
淹れたコーヒーはフレンチプレスの特徴とは異なり
口当たりの良い、スッキリとしたコーヒーに仕上がります。
*1Ⅼサイズしかないため4杯以上の抽出にお使いください。
【オススメポイント】
- 二重層のメッシュフィルター
- 耐久性に優れている
『スノーピーク チタンカフェプレス 3カップ CS111』
価格:6,500円 容量:450ml
素材:チタン、ステンレス 重量:118g
スノーピークといえばキャンプに持っていくのにベストなカップを始めとした様々な商品がありますが、コーヒープレスもまたアウトドアに適した設計がされています。
まず本体がチタンやステンレスといった保温性に優れた素材で、
さらにダブルウォール構造となっています。
他のフレンチプレスに比べてかなり軽量で折りたたみ可能なハンドルのため
持ち運びやすさにも特化しています。
キャンプ先でもプレスのコーヒーが飲みたくなったらぜひこのプレスを手に入れてみてはいかがでしょうか?
【オススメポイント】
- 折りたためるハンドル
- ダブルウォールで長時間保温してくれる
- アウトドアなど持ち運びも可
『エスプロ ウルトラライト トラベルプレス』
価格:6,000円 容量:473ml
素材:ステンレス 重量:210g
名前にも劣らぬ軽量なこのプレスは持ち運びに最適といえます。
またステンレス真空断熱二層構造により飲み頃の温度をキープしてくれるため
出先でもゆっくりじっくりコーヒーを楽しむことができます。
【オススメポイント】
- 210gの軽量で持ち運びやすいサイズ
- コーヒーの温度を保ってくれる構造になっている
コーヒープレスには他にも種類がある
『コーヒープレス』には今回紹介したフレンチプレスの他に
エアロプレス、アメリカンプレスがあります。
それぞれ同じコーヒープレスでも特徴が微妙に異なってきます。
フレンチプレス
プランジャーと呼ばれるフィルターで
コーヒー粉に圧力をかけてコーヒーを抽出する方法になります。
コーヒー豆の量とお湯量を守れば
誰でも簡単に美味しいコーヒーを淹れることができるため
一番ポピュラーなコーヒープレスとなっています。
エアロプレス
空気圧を利用して短時間で一気にコーヒーを抽出する方法になります。
お湯を注ぐタイミングや粉の挽き具合によって
自由に淹れることができます。
色んなレシピを楽しみたい方にオススメです。
アメリカンプレス
フレンチプレスと同様に、
プランジャーで圧力をかけてコーヒーを抽出します。
異なる点はプランジャーのフィルター部分に
コーヒー粉を入れるスペースがあることです。
コーヒー粉をしっかり除去することで微粉の侵入を防ぎ、
スッキリとした風味のコーヒーを楽しむことができます。
機能美の余りフレンチプレスやエアロプレスに比べて
相場価格が高いため手を付けにくい難点があります。
色んな抽出器具でコーヒーを楽しんでみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。