Kalita 《三つ穴式》ドリッパーの淹れ方

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今回はコーヒーブランドとして有名な「kalita」より
長く愛され続けている三つ穴式のドリッパーについて
ご紹介していきたいと思います。

Contents

Kalita 3つ穴式ドリッパーの特徴

まずドリッパーの内側に長い溝(リブと呼ばれる)があります。


このリブが、ドリッパーとペーパーフィルターの間に程よく空気を入れて張り付きをセーブし、スムーズな濾過を実現しています。

こちらのドリッパーは三つ穴のため水はけが早いですが、
これは雑味が出る前に美味しさだけを抽出するという明確な目的があってのものです。

ちなみにKalitaが独自で開発・採用したため、
この3つ穴式のドリッパーは『Kalita式』と呼ばれております。

ドリッパーの素材による違いについて

私は“プラスチック製”と”銅製”のドリッパーを持っていますが、
以下のように素材によって特徴が異なります。
(後に記載する値段・サイズ・重さはすべて1〜2杯分サイズのものとなります)

<プラスチック製>

軽くて取り扱いが楽
簡単には壊れない
透明なので中のお湯の動きを確認できる
お手頃な価格

価格 ¥330
サイズ 113×92(mm)
重さ 40g

<陶器製>

見た目があたたかく優しい印象を受ける
樹脂製に比べて保温性に優れている
変色する恐れがない

価格 ¥935
サイズ 120×100(mm)
重さ 280g

<銅製>

熱伝導が良く温まりやすい
使うほどに味わいが出てくる
金属光沢がカッコいい

価格 ¥5500
サイズ 122×96(mm)
重さ 160g

この銅製のドリッパーのレビュー記事については以下をご覧ください↓

コーヒー抽出に必要な器具

コーヒー抽出に必要な器具

・ドリッパー
・サーバー
・ペーパーフィルター(台形式)
・ドリップポッド
・お湯を沸かすためのやかん

他にもコーヒーを挽くところからされる方はコーヒーミルを、
丁寧に淹れたい方は温度計測りを使うとより正確に淹れることができます。

Kalita式ドリッパーの美味しい淹れ方

Kalita式ドリッパーの良さを活かして美味しく淹れるため
今回のコーヒー豆は“コロンビア スプレモ”を淹れていきたいと思います。
この豆は味わいのバランスが取れており
尖った酸味などがないため、
素早くお湯を通しても安定した美味しさを楽しむことができます。

<抽出レシピ>
コーヒー豆 11g
抽出量 150ml(89°)
抽出時間 2:26
蒸らし 30秒

ではさっそく淹れていきましょう。
まずコーヒーフィルターを折り目にそっております。
がここでポイントがあります。

それは縦と横で折る時に“互い違いに折る”ことです。

実際に写真で説明します↓

何も折ってない状態のペーパー

側面部を折った状態のペーパー

先ほどのを裏返して下部を折った状態のペーパー

ペーパーを綺麗に折ったら、そのままドリッパーにセットします。

そこにコーヒー豆を中挽きに挽いてセットします。
粉をいれたら軽くトントンとたたいて表面を平らにしてください。そうすることでお湯が注ぎやすくなり、抽出による味のばらつきが出にくくなります。

では早速お湯を注ぎ始めますが、必ず守って欲しいことがあります。
それは“ペーパーに直接お湯がかからないようにする”ことです。
ペーパーに直接かけてしまうと、コーヒー粉をあまり通過せずにお湯がサーバーまで落ち、薄い味のコーヒーになりやすいためです。

ではお湯を注ぎましょう。
一回目の注湯は粉全体にお湯が行き渡る程度で、20秒~30秒蒸らしてください。

続いて二回目の注湯を行います。このときは「の」の字を描くように一円玉くらいの大きさで注いでください。

そして三回目または四回目で目的の量(一杯あたり140ml)を注いだらお湯が落ち切る前にドリッパーを外してください
お湯が落ち切ってしまうと雑味やえぐみが一緒に落ちてしまうので気を付けてください!


また最後にサーバーからカップに注ぐとき一度中のコーヒーを回して注いでください。
これは最初に落ちたコーヒーは後のに比べて濃ゆいので全体の味のバランスを整えるためです。

これで完成です。

ハンドドリップ初心者でも落ち着いて簡単に淹れることができるのでぜひおすすめです。

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