今回はカリタのウェーブドリッパーについて、紹介していきたいと思います。
本記事は特徴や形状を押さえた上で、最後は実際に抽出にしていく流れとなっておりますので、
ぜひ最後までお付き合いください。
Contents
ウェーブ ドリッパーとは?
ナイスカットGやネクストGの電動コーヒーミル、3つ穴式の扇型ドリッパーなどのコーヒー関連用品でお馴染みのKalitaから出ているオシャレドリッパーです。
その高いデザイン製と兼ね備えた実用性から業務用、家庭用問わずにコーヒー好きの間で人気を博しています。
ようするに、空前絶後のインスタ映えドリッパーでございます。
ウェーブドリッパーには、今回使用しているステンレス製の他にもガラス製、銅製のものがあるようです。
ガラス製のウェーブドリッパーとか、カラーバリュエーションが凄かったです。
またサイズに関しては、155と185の2サイズあり、155が1人〜2人用。185が2人〜4人用になっております。
オシャレで目を惹く専用ウェーブフィルター
まるでお花のようで可愛いですねー。
155サイズの残り枚数が少なすぎてどう頑張っても花開いてしまいますが、ご了承ください。
この専用のフィルターには20のウェーブがあり、ドリッパーとの接触面を減らすようになっています。
接触面を減らすことによりフィルター内の偏った部分に長時間お湯がたまることを避ける効果があるそうです。
注目したいウェーブゾーン
円形で平らな底面に、三叉路(Y字路)と3つの穴が付いています。
平らな底面があることにより、コーヒー粉が均一に混ざりやすく、粉全体を使ったドリップが可能になっています。
よく見ると穴の内側、中心の三叉路がペーパーフィルターとウェーブドリッパーの密着を防ぐ構造になっていますね。
ここら辺は使っていて一番実感しやすいポイントかな、と個人的に思います。
素材ごとの特徴の違い
ウェーブドリッパーには様々な種類のドリッパーが販売されています。
どの素材のものを選ぶかによって使い勝手が大きく変わるので購入を検討されている方は以下の特徴を参考までにご覧ください。
~ステンレス製のドリッパー~
まずは今回大きく取り上げているステンレス製のドリッパーになります。
ステンレスとは金属類に属する素材です。
金属製のドリッパーは、熱伝導率が高い性質を持ちます。
これは長所にも短所にもなるのですが、まず長所として考えると熱がすぐ伝わることで抽出時の温度を一定に保つことが可能となります。
ただ短所としてはドリッパー全体が熱くなるため抽出が終わってドリッパーを外すときに火傷に注意が必要です。
他にも手が滑って誤って落としてしまっても割れにくいという耐久性を兼ね備えております。
また、見た目においてはシンプルなデザインなのにかっこよさを感じさせるクールビューティ系ドリッパーというのも惹かれるポイントです!
ステンレス製のドリッパーは他のドリッパーに比べて少し値が張ります。
Kalitaのウェーブドリッパーだと1〜2杯分サイズで2,600円+税 かかります。
本体サイズ(mm) 直径100×高さ60
本体の重さ(g) 90g
~陶器製のドリッパー~
陶器製のドリッパーはなんといっても置いているだけで醸し出ているあのアンティーク感がたまりません。
陶器製のドリッパーで抽出したコーヒーに温かさをより感じるのはこの見た目による作用かもしれませんね。
お湯による劣化の心配がなく、長く使いたい方には陶器のドリッパーがおすすめです。
1つ注意するとすれば、他の物に比べて重さがあるため落とすと致命傷を受けます。
取り扱いには十分配慮しましょう。
陶器もステンレス同様に保温性が高いので理想の抽出温度を保ってくれます。
Kalita ウェーブドリッパーの陶器製は、本体価格2,000円+税 となります。(ドリッパーの中では高い方ですが、ウェーブドリッパーの中では1番安い価格です。)
本体サイズ(mm) 直径100×高さ68
本体の重さ(g) 215g
~ガラス製ドリッパー~
ガラス製のドリッパーは、透明なのでウェーブ型のペーパーが見え映え具合が増すのと、ドリッパー内部が曇っていくのが見えるので蒸らしのタイミングが測りやすい特徴があります。
耐熱性にも優れており、120°まで耐えることができるためコーヒー抽出にはなんの問題もないと考えられます。
Kalita ウェーブドリッパーのガラス製は、本体価格 2,100円+税 となります。
本体サイズ(mm) 直径110×高さ65
本体の重さ(g) 80g
ガラス製ドリッパーはカラーバリエーション豊富で、
・ブラック
・ホワイト
・ブルー
・グリーン
・マンゴーイエロー
・ペパーミントグリーン
・チェリーレッド
の全7色から選べます。
ウェーブドリッパーで淹れてみた
レシピ
コーヒー豆:10g
粒度:中細挽き
お湯:170ml弱
湯温:88℃
10gの豆に対して、170ml弱と若干多め、かつ熱めのお湯で注いでいきます。
最終的な抽出量はおおよそ140mlを目指していきたいと思います。
ちなみに使用する豆はエチオピアのシダモG1 中深煎です。香り高く爽やかな酸味と甘みがあります。非常に美味しい豆です。
蒸らしは約30秒です。
新鮮なコーヒーであれば、粉が膨らみきってから一呼吸で大体30秒になります。
めっちゃ美味しそうです。
蒸らし後、初めの一投目は特に慎重に注いでいきましょう。
新鮮な豆ではここで泡がモクモクと溢れてきます。
注ぐ際のポイントとして、底面にある3つの穴を通るような大きさで円を描いていきます。お湯の注ぎ方のイメージは、細く糸を引くような感じです。
注ぐ回数は全部で5回くらいに分けて、注いでいきます。
お湯を注いだあとは焦らず落ちるまでゆっくり待ちましょう。
HARIO V60などと比べると、抜けはややゆったりですね。
お湯が全て落ちきる前にドリッパーを外します。
抽出後のコーヒーカスは、ウェーブドリッパーでは上手く抽出しても、あまりすり鉢状にはなりませんので、気にしないでください。
コーヒーカスはどちらかといえば絶壁な感じですね。
実際に淹れてみた感想
普段あまり使用せず慣れないドリッパーではありますが、非常に使いやすかったです。
先程述べた通りHARIO V60などの大きな1つ穴の円錐形ドリッパーと比べると、お湯抜けは若干遅いですが、その分もじっくり抽出を楽しむ事が出来るので、丁寧な抽出が可能です。
また底面が平らなので、お湯をただ注いでいくだけで粉全体を使った理想的なドリップになります。
以上の点から、ウェーブドリッパーでは初心者の方でも安心して、美味しいコーヒーがドリップ出来るように感じました。
どんなコーヒー豆が向いている?
これは正直、結構オールマイティにいけると思います。
ただライトローストやシナモンローストなどの浅煎りでは、比重が大きいためか粉の沈殿して水溜りが目立ちました。
ですので、極端な浅煎りに関しては抽出方法を工夫しないと渋みやえぐみが出てきて難しいように思います。
逆に深煎りではイタリアンローストで淹れても美味しかったです。
この辺は使い方次第かとは思いますが、個人的な使用感ですのでご了承ください。
ということで、カリタのウェーブドリッパーを使用してみた感想になりました。
最後までお読みいただきありがとうございます。
追記:今回は使用したエチオピア シダモG-1販売してます。下記にリンク貼ってますので、気になった方いれば是非。
追記:完売しました。
ありがとうございます!次回入荷未定。