コーヒーに加えるものと言えば
「シュガー」と「フレッシュ」
が代表的なもので真っ先に出るかと思われます。
しかし、一部の地域では塩を入れたコーヒーというものが存在することを耳にして気になったため効能や味への影響についてご紹介します。
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「塩コーヒー」はエチオピアの伝統的な飲み物
コーヒーに初めて塩を入れたのはエチオピアだと言われています。
エチオピアと言えばコーヒーの発祥の地と言われていますが
なぜそのままでも美味しいコーヒーに塩を入れるようになったのでしょうか。
これはエチオピアの「モカ・シダモ」が関係しているようです。
モカ・シダモは皆さんも一度は飲んだことがある程人気のコーヒー豆と思われます。
特徴的な酸味が病みつきになるコーヒー豆です。
エチオピアの人たちはコーヒーの上澄みだけ飲む文化があるため、
そのままブラックで飲むと酸味が強く感じました。
この酸味を緩和する方法の一つとして塩を入れる方法が編み出されたということです。
またエチオピアではコーヒーセレモニーと呼ばれるコーヒーの作法が存在し、
この作法において2杯目に出されるコーヒーには必ず塩が入っているようです。
現在はエチオピアに限らずカリブ海に面している国々などいろんな地域で塩入りコーヒーが飲まれています。
塩が与えるコーヒーの風味への影響
![塩 コーヒーに入れるとどのような変化が見られるのか?](https://i1.wp.com/tipsofcoffee.com/wp-content/uploads/2019/06/875CBFBB-0A57-4CF4-AB08-5A1478189852.jpeg?fit=640%2C640&ssl=1)
さて、先ほど酸味を緩和するためと言いましたが、
塩を入れることで本当に酸味が緩和されるのか気になりますよね。
実際、塩には「抑制効果」というものがあります。
人間は味覚の中でも
「酸味」「苦味」「塩味」「甘味」「旨味」
の五つの味覚を感じる生き物です。
この内二つの味覚を感じられたときに片方の味覚がもう一つの味覚を弱めることを
抑制効果と言います。
つまりコーヒーに塩を入れることで「酸味」と「苦味」が抑制効果によって抑えられ、
まろやかな味わいになるということです。
ダイエット効果も見込まれる?
元々ブラックコーヒーには、カフェインとクロロゲン酸という成分が多く含まれています。
このカフェインとクロロゲン酸が
脂肪を分解・燃焼、血行の代謝上昇、老廃物の排出といった作用を促進する働きを持ちます。
一方塩には腸の活動を促進する働きがあります。
この2つの働きが合わさることによって相乗効果が期待され、ダイエット効果が見られます。
運動する前に塩入りコーヒーを一杯飲むと特に効果が期待できると言われています。
実際に淹れてみた
いつも通り淹れたコーヒー1杯につき塩を指でひとつまみ入れるだけで効果が見られる
と聞いたのでその通りにコーヒーを淹れてみました。
![ブラックコーヒーに塩をひとつまみ加えてみた様子](https://i2.wp.com/tipsofcoffee.com/wp-content/uploads/2019/06/4EF6BD5F-7C13-4A3B-B852-E5E56417FDAA.jpeg?fit=640%2C640&ssl=1)
実際に苦味が少しマイルドになった感じはありますが、
味に大きく影響は出てないように感じました。
毎日のコーヒーにひとつまみの塩を入れるだけでダイエット効果が期待できるのならば
ぜひ試してみたくなりますね。
最後までお読みいただきありがとうございました。