ハンドドリップコーヒー 最後まで落としきる派?落としきらない派?

家庭でハンドドリップにてコーヒーを淹れる人がかなり増えてきたと思われます。

コーヒーの淹れ方を調べる中でよく聞くのが
「コーヒーはドリッパーにお湯が残った状態で落としきらずに外してください」
という注意書きです。

しかし、最近では落としきる方法を採用している人もいます。
どちらがよりコーヒーを美味しく淹れれる方法なのでしょうか?

あなたは落としきる派?落としきらない派?

私はこの疑問を解決するためにもまず皆さんが普段コーヒーを淹れる際にコーヒーを落としきる派と落としきらない派のどちらを採用しているのかインスタにて集計をとってみました。

インスタ ストーリーにて集計した結果

これはあくまでも一部の方にとったアンケートではありますがそれでもこれだけの大差が出たことに驚きました。

やはりまだまだコーヒーは落としきらずに途中で外す方が主流であることが一目瞭然です。
ちなみに私もコーヒーを落としきらない派の一人です。

ではなぜここまでの大差が出るほどコーヒーは最後まで落としきらない方がいいのでしょうか?

落としきらない理由とは?

コーヒーを最後まで落としきらない一番の理由は「雑味成分が抽出されてしまう」という点にあります。

ハンドドリップを想像してください。
お湯を注ぐたびに注いだところから泡がモコモコと出てきませんか?
それこそが雑味成分が多く含まれた料理で例えるところのアクのようなものです。

最後まで落としきるとこの泡がコーヒーと一緒に抽出されてしまうので雑味が出ると言われています。

しかし、雑味成分が抽出されてしまう大きな原因は実は別のポイントにあります。
少し掘り下げてみていきましょう。

雑味の原因と改善法

雑味成分が抽出される主なポイントは以下の4つになります。

〜雑味成分の原因〜
・焙煎から日が経ったコーヒー豆
・欠点豆が含まれている
・挽いたコーヒー粉に微粉が混じっている
・熱湯での抽出

〜焙煎から日にちの経ったコーヒー豆〜

基本的に焙煎したコーヒー豆は焙煎日から2〜3日経ったものが飲み頃と言われています。
皆さんはそこから大体1ヶ月以内には飲み切るのが普通かと思われます。

1ヶ月以上経ってしまいますとコーヒー豆が空気に触れることによって酸化が進み、香りや風味に悪影響が及ぼされます。

実際に焙煎から1ヶ月経ったコーヒー豆を淹れて飲みましたが買った当初に比べて香りも薄く、嫌な酸味までもが抽出されてしまいあまり美味しくありませんでした。

このように焙煎から日が経ち過ぎてしまうと酸化の影響で雑味が出やすくなってしまいますので1ヶ月以内に飲みきれる量を購入・焙煎しましょう。

〜欠点豆が含まれている〜

どうしても購入したコーヒー豆や焙煎したコーヒー豆にも欠点豆が含まれていることが多々あります。

欠点豆とは主に形が異質なもの、芯まで火が通っていないもの、虫食いのもの、発育不足なものなどです。
これらはハンドピックによって取り除く必要があります。

理由は至ってシンプルで美味しくないからです。
欠点豆が混じったコーヒーは、えぐみや渋みといった雑味が出るので焙煎してあるコーヒー豆であってもある程度ハンドピックをしてからコーヒーを淹れると全然味は変わります。

〜挽いたコーヒー粉に微粉が混じっている〜

コーヒーミルには電動式と手動式の2種類のコーヒーミルがありますが、特に手動式のコーヒーミルでコーヒーを挽いた場合“微粉”といってとても細かい粉が混じってしまうことがあります。

コーヒー粉が細かすぎると表面積が増えて、苦味を超えた渋みが出てしまいます。
つまり微粉も雑味成分が抽出される原因の1つとなるわけです。

微粉が混じらないようにするためにコーヒー豆を挽いた後、専用の微粉除去の“パウダーコントロールストッカー”を使用するか、または茶こしでこすだけでもある程度の微粉は除去できるのでどちらの方法でも大丈夫です。

〜熱湯での抽出〜

コーヒーを抽出する際のお湯の温度はとても重要となります。
お湯の温度の誤差1℃でも味は変化します。

特に沸騰した熱湯をそのまま使うのはNGです。
極端に高すぎると一気に雑味が抽出されてしまいます。一般的にハンドドリップに使用するお湯の温度は82°〜92°が好ましいです。
もちろんコーヒー豆やドリッパーによって誤差はありますが大体がこの範囲内の温度での抽出となります。

お湯を沸騰させた後、ドリップポットに移すだけでも温度は下がりほどよい温度になりますのでドリップポットに移してから抽出しましょう。

実際に淹れてみよう

では、今までの雑味の原因となるポイントを守ればコーヒーを最後まで落としきっても雑味が抽出されることはないのか?
この疑問を解決すべく、ポイントを押さえた上でコーヒーを落としきったものと、落としきらずに途中で外したものを飲み比べていきたいと思います。


<レシピ>
コーヒー豆 11g
お湯 140ml(89°)
抽出時間 1:40〜2:00
抽出器具 ハリオv60

コーヒーを最後まで落としきったもの

コーヒーを落としきったものと落としきらなかったものとでは、大きく味が変わることはありませんでした。

気持ち落としきらないほうがクリアさを感じるかなというくらいで予想していたほどの違いは感じられませんでした。

まとめ

ここまで主な雑味の原因をご紹介してきました。
つまり結果としましては、上記の4つのポイントを守っていればコーヒーを最後まで落としきっても嫌な感じのする雑味はそうそう出ないということです。

しかし、全く出ないと言い切れるわけではありません。
結局か、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんがコーヒーを最後まで落とし切るかは好みに合わせてください。

ハンドドリップはまだまだ奥が深いもので日々検証を重ねて精進してまいります。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

タイトルとURLをコピーしました