突然ですが、みなさんはコーヒー豆を買うとき、どのようなことに注目して決めていますか?
悩んでしまって結局おすすめされたものを購入した経験はありませんか?
私はコーヒーを飲み始めたころ、どのコーヒーがいいのかわからずよくお店の人にすすめられたものを買っていました。
でもやっぱり自分でどんなコーヒーか少しでもわかったうえで決めたほうが淹れる際に思い入れも大きくなると考えています。
以前の私と同じ悩みを持つ人の役に少しでもたてたらいいなと思い、オリジナルのコーヒーチャートを作成してみました。
Contents
コーヒーチャートとは?
コーヒーチャートとは酸味や苦味などがひと目でわかるように表にまとめられたものをいいます。
コーヒー豆を売っているお店でみかけたことがあるかもしれません。
あくまでもこのチャートは酸味が強いとか、苦味が弱いなど大まかな味を表していて、少しでも選択肢を絞れるようにするためのものです。
今回のチャートも酸味と苦味に注目してコーヒーチャートを作りました。
コーヒーを選ぶうえで、一番重要となる要素ではないでしょうか?
コーヒーチャートは以下のものになります。
縦軸が酸味、横軸が苦味を5段階にて評価しています。
また、地域ごとに色別に分けており、
青→中南米、緑→アフリカ、オレンジ→アジア・太平洋エリアを指します。
この表をみてわかるように、
さすがスペシャルティーを多く生産している国々であり
酸味も苦味も高い評価のものが多くそろいました。
これだけでは少し情報が少ないという方のために
もう少しだけ詳しくエリアごとに分けてご紹介します。
中南米エリアの特徴について
中南米エリアはコーヒー豆の生産量1位のブラジルを始め
コロンビア、グアテマラなどコーヒー生産の中心地帯で、
合計すると全世界の半分以上のコーヒー生産量を占めています。
コーヒー生産大国とも呼ばれているブラジルだけで全世界の約三割、
それに次ぐ、コロンビアと合わせると全世界の生産量の約半分近くにも及ぶほどです。
そんなコーヒー生産に力をいれている中南米エリアの全体的な味の傾向として、
‘‘苦味と酸味のバランスがとれている’’ものが多く、ブレンドのベースに適しています。
しかし、ストレートも同じく定評があり、幅広く親しまれているコーヒー豆を多く産出しています。
今回紹介した中南米の国は、
ブラジル・コロンビア・グアテマラ・ジャマイカ・エルサルバドル・コスタリカ・パナマ・ニカラグア・ドミニカ共和国・ホンジュラス・キューバ共和国
の11か国になります。
アフリカエリアの特徴について
コーヒーの誕生や、最初にコーヒーが広まったなど、
コーヒーの歴史に深く関係した地域です。
コーヒーの品種の代表である、
アラビカ種とロブスタ種の両方の生産がされていて、
特にアラビカ種→エチオピア、ケニア、タンザニア
ロブスタ種→それ以外の国
が中心に栽培をしています。
全体的な味の傾向としては、
上品でフルーティな香り、個性的なコクを楽しめます。
なかなか最初はわからなかったのですが、
色んなコーヒーを飲んでいくうちにこの個性的な味わいがやみつきになってきました。
今回紹介したアフリカの国は
ケニア・エチオピア・タンザニア・ルワンダ
の4か国になります。
アジア・太平洋エリアの特徴について
基本的にロブスタ種がメインのエリアです。
しかし数少ないアラビカ種の中には
スマトラ島(インドネシア)のマンデリンや、
ハワイのコナなど、有名な高級銘柄が多々あります。
このような銘柄は特徴的な精製方法で生産されており、
異彩をはなっています。
生産量としては少ないエリアとなります。
が、上質な酸味やしっかりとしたボディは魅力的です。
今回紹介したアジア・太平洋エリアの国は
イエメン・パプア・ニューギニア・インドネシア・ハワイ(アメリカ)
の4か国になります。
最後に
中南米→酸味と苦味のバランスが絶妙にとれている
アフリカ→上品でフルーティな香り、個性的なコク
アジア・太平洋→上質な酸味、しっかりとしたボディ
今回のチャートでみなさんが少しでも自分の好みに合ったコーヒーに出会えたら嬉しいです。