ペーパーリンスはしたほうがいい?しなくてもいい?

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ペーパーリンス(湯通し)とは?

ペーパーリンス』とはハンドドリップでコーヒーを淹れる前に
コーヒー粉をセットしていないペーパーフィルターにお湯をかけて
湯通しする
ことを言います。

このペーパーリンスをするかしないかについては
コーヒーマニアの間ではよく出る議論ではありますが、
結果的にいつも好みによるといった着地点に到達するようです(笑)

私がインスタにてフォロワーのみなさんにペーパーリンスについてアンケートを取ったところ以下のような結果になりました。

ペーパーリンス アンケート

この結果を見ても思うようにどちらが正しいということもないようです。

今記事ではハンドドリップを始めたてでペーパーリンスをすることでどんな効果があるのか気になるといった方に向けて発信できたらと思います。

またいつもとは違った淹れ方をしてみたいなと思っている人もぜひご参照いただければと存じ上げます。

ペーパーリンスを取り入れた淹れ方

ちなみに私はほぼ毎回ペーパーリンスをする派であります。

コーヒーを飲む際に香りを楽しみたいという気持ちが人よりも大きいためか
なるべく微量の匂いであっても除去したいため
ペーパーリンスを行っています。

そんな私がペーパーリンスを取り入れた
コーヒーの淹れ方について紹介したいと思います。

今回使用するコーヒー豆は『トラジャ ランテカルア』で
ドリッパーは「HARIOv60」を使って淹れていきます。

淹れる手順について

まずは普段のハンドドリップと同様に
コーヒー豆をお好みのメッシュで挽きます。

ここでもう本題のペーパーリンスの出番になります!

ペーパーフィルターに折り目をつけてドリッパーにセットしましたら
ここにお湯をかけていきます。

私の場合は沸騰したお湯をドリップポットに移して
そのお湯をゆっくりペーパー全体に行き渡るように注ぎます。

ペーパーリンスの様子

注いだお湯が全てサーバーに落ちきったらサーバー内のお湯を捨て
コーヒー粉をドリッパーにセットします。

ここからはいつも通りのハンドドリップにて
コーヒーを淹れていただくといった流れになります。

ペーパーリンスをするメリット

ペーパーリンスをするメリットとして大きく3つあげられます。
抽出器具を温めることができる
紙や漂白剤の匂いを取り除ける
雑味のないコーヒーに仕上がる

一つずつ説明していきましょう。

コーヒー器具をあらかじめ温めておける

コーヒーを淹れる前にお湯をかけることによって
ドリッパーとコーヒーサーバーを事前に温めておくことができます。

抽出器具を温めておくことで抽出中のコーヒーの温度を下げず
理想の温度でコーヒー抽出できるのです。

一般的にコーヒーは飲むときに72~75℃が理想と言われています。
この温度に近づけるためにも器具を温めておいて
抽出中の温度のブレを防ぐことが重要になってきます。

特に気を付けておきたいのは陶器製のドリッパーです。
陶器は熱を吸収しやすいため温度が下がりやすい傾向にあるためです。

ペーパー臭・漂白剤の匂いを取り除ける

これは一昔前のペーパーフィルターに塩素系の漂白剤が
使われていたことから湯通しして
この匂いを落とした方がいいという風習が生まれたようです。

しかし最近のペーパーフィルターは漂白タイプでも
無害な酸素系漂白剤しか使われていないため
ペーパーリンスしなくても匂いが気になることはないです。

なのでここは本当に気持ちの問題になってきます。

雑味を除去することができる

一度湯通しすることでペーパーフィルターに
水の膜のようなものができます。

水と油の原理で混ざり合わないため
水の膜があることによってコーヒーオイルの油分が
抽出されずにはじかれてしまいます。

よって余計な雑味が抽出されずクリアな味わいのコーヒーに仕上がります。

逆にペーパーリンスをしないと水の膜はないため
コーヒー豆の風味がダイレクトに抽出される

ペーパーリンスをするデメリット

ペーパーリンスをすることでのデメリットとしては
蒸らしが十分にされない」ことが一番大きいです。

蒸らしとは簡単に言うとコーヒー豆の中に溜まっているガスを抜いて
コーヒーの成分がしっかり抽出できるようにする
ための工程になります。

そのためどんな抽出方法であっても
蒸らしの工程を省くことはありえません。

ただペーパーリンスを行うと
ペーパーフィルターが水分を含んでいる状態で
コーヒー粉を入れるため
ドリッパーとコーヒー粉の密着度が高くなります。

密着した状態ではガスの抜け道がなくなり、
上手く蒸らしができなくなるという訳です。

蒸らしが上手くいかないときれいなコーヒードームも
見れなくなるため写真映えもしなくなってしまいます。

コーヒードーム

するもしないも結局は自分次第である

結局、ペーパーリンスするかしないかは
自分次第ではあります(笑)

コーヒー豆の焙煎度や使用するドリッパーによって
ペーパーリンスをするかしないかを決めるのもまた面白いです。

この記事を読んで少しでもこれからのハンドドリップの参考になれば幸いです。

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