2020年1月24日よりドトールで順次販売が開始されている
「ドミニカン ブレンド」についてのレビュー記事になります。
ドミニカ共和国で栽培されたコーヒー豆、非常に楽しみです。
Contents
ドミニカ共和国のコーヒー生産
ドミニカ共和国はカリブ海に浮かぶ複数の島を指しており、
国土はおよそ4.9万㎢と小さな国です。
島のほとんどが山岳地帯であり、標高の高い場所で栽培されています。
またドミニカ共和国では農産業をメインに経済が成り立っているため
国民のほとんどの人が農業に携わっています。
そんな中コーヒーは砂糖に次いだ重要な農産物です。
ドミニカ共和国のコーヒー栽培の特徴
ほとんどの栽培地が標高800~1500mほどの位置にあり、
昼夜の寒暖差によって実が引き締まった豆が育ちます。
極めつけはカリブ海から吹く湿った空気が流れてきて、
その空気が山の山頂付近で
急激に冷やされ雲となり強い日光を遮ってくれます。
こういったコーヒーの栽培における環境条件がいいため
風味の質が高いコーヒー豆が栽培されているのです。
ドミニカ共和国の等級
ドミニカ共和国では独自の等級の方法があります。
「生産地区」と「スクリーンサイズ」で決まります。
スクリーンサイズは生豆のサイズが大きいものから
AAA、AA、AB…となっています。
そして生産地区は主に以下の地区があります。
・ノロエステ地区
・シバオ地区
・シエラオクシデンタル地区
・シエラセントラル地区
・シエラスール地区
・ネイバ地区
・バラオナ地区
このように生産地区とスクリーンサイズによって等級が決められています。
ドミニカン ブレンドの特徴
このブレンドには1700年代にフランスからカリブ海に伝わり、
アラビカ種の原種に近いとされる品種“ティピカ”が約70%含まれています。
ティピカは傑出した甘さとクリアな後味が魅力だと言われています。
しかし病害虫に弱いことから生産量が少なく希少種とも言われています。
ドトールではこのティピカの栽培を昔から大切に受け継いできた
ドミニカ共和国のランサ農園のコーヒー豆を使ってブレンドを作ったようです。
ちなみに初めて見たときにかなりインパクトのあるパッケージに
驚いたのですがこのパッケージにもしっかり意味があるのです。
![ドトール ドミニカブレンド パッケージ写真](https://i0.wp.com/tipsofcoffee.com/wp-content/uploads/2020/01/DEA052F7-E82A-475B-9071-F55FDAC375EA.jpeg?fit=780%2C780&ssl=1)
描かれているイラストはドミニカ共和国の先住民である
タイノ族が残した壁画を元にしたイラストになります。
そしてインパクトを感じさせるピンク色は
ラテンの明るい印象をイメージしてのことだそうです。
ドミニカ ブレンドは
コーヒー豆200g 税込み¥980
ドリップカフェ5パック 税込み¥450となります。
ではさっそく抽出していきましょう。
ドミニカ ブレンドの美味しいいれ方
![ドトール ドミニカ ブレンド コーヒー豆](https://i1.wp.com/tipsofcoffee.com/wp-content/uploads/2020/01/731FA0BF-F796-4413-ABA4-871E27567848.jpeg?fit=780%2C780&ssl=1)
コーヒー豆を見てみると“中煎り(ミディアムロースト)”で
ほとんど焼きムラが目立たないほどキレイに焼きあがっています。
形は丸々としていて完熟した果実からできているのが見て取れます。
さらになんと優しいことに袋の後ろに
抽出器具ごとの挽き目の目安を記載してくれています。
せっかくなので記載されている挽き目を参考にして淹れていきたいと思います。
コーヒープレスにて抽出
まずはストレートに味を楽しみたいため定番ではありますが
“コーヒープレス”にて抽出を行います。
コーヒー豆 18g
抽出量 300ml
抽出時間 4:00
湯温 95℃
挽き目 粗挽き
![ドトール ドミニカ ブレンド コーヒープレスで抽出](https://i0.wp.com/tipsofcoffee.com/wp-content/uploads/2020/01/AB5A7B60-193A-4A85-BEBC-920A0F5AAA9E.jpeg?fit=780%2C780&ssl=1)
実のところドトールのコーヒーはお店では飲んだことがあるのですが、
コーヒー豆を購入したのはこれが初めてで
どのような風味がするのか楽しみです。
一口飲んで爽やかなフレーバーが口いっぱいに広がりびっくりしました。
ポジティブな酸味と柔らかな甘味が気持ちを
スッとリラックスさせてくれるように感じました。
私は気持ち濃いめの分量で淹れるのが美味しいと感じました。
ペーパードリップにて抽出
続いて色んな表情がみれるペーパードリップにて抽出を行います。
使ったドリッパーは“ハリオv60”になります。
![ドトール ドミニカ ブレンド ハリオv60 抽出している様子](https://i0.wp.com/tipsofcoffee.com/wp-content/uploads/2020/01/3666858E-FF5E-42F7-90EF-2675D128CFE5.jpeg?fit=780%2C780&ssl=1)
コーヒー豆 13g
抽出量 147.5ml
抽出時間 1:32
湯温 83°
挽き目 粗挽き
チェーン店のコーヒー豆はどうしても
自分で焙煎したコーヒー豆に比べて新鮮さに劣り
膨らまない印象がありましたが、
こちらのドミニカ ブレンドはほんのり膨らむ様子が見られました。
ハリオv60で淹れると口当たりがクリアになり、
より爽やかさに拍車がかかったように感じました。
スッキリしているがしっかり香り、甘味が味わえて
気分転換したい時にぴったりのコーヒーかと思われます。
ドミニカブレンド ドリップバッグも飲んでみた
![](https://i0.wp.com/tipsofcoffee.com/wp-content/uploads/2020/01/44E6E91B-E803-47FC-B199-53E6D9816CA1.jpeg?resize=300%2C300&ssl=1)
普通のドリップバッグと比べてみると、特徴的な形ですね。
このドリップバッグはドトールが独自に開発しているとのことで、
抽出の速さをコントロールすることにより、
本来のコクと香りを存分に引き出す理想的な抽出を可能にしているそうです。
飲んでみると確かに爽やかな酸味と甘みが味わえます。
スーパーなどに並べてあるドリップバッグと比較するとかなり美味しいことがわかります。
ということで、このコーヒーを飲んで今日も一日頑張りましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。