今このサードウェーブの時代だからこそ
ガッツリとした味わいの深煎りコーヒーの魅力をお伝えしたい!
ということでスタバで「スマトラ」を買ったレビューになります。
最初に言いますが美味しかったです。
Contents
スマトラとは?
コーヒーを飲む人ならばスマトラがどこの国のものかわかる方も多いかと思われますが、マンデリンなどで有名な“インドネシア”で栽培されたコーヒー豆になります。
マンデリンも実はスマトラ島で栽培されています。
いわゆる仲間とでもいうのでしょうか。
インドネシアは多くの島々からなる国で、火山灰でできたミネラル豊富な土地、インドネシア特有の温かい気候、安定した降水量などコーヒー豆を栽培する条件を多く満たしている国です。
そのためコーヒー生産量で世界第4位になった実績もあるほど
コーヒー生産大国に名を連ねる国の一つであります。
そんなインドネシアの中でもスマトラ島では他の国ではない
独自の精製方法にてコーヒー豆が取り出されているのです。
スマトラ式精製方法
一般に精製方法は“ナチュラル式”か“ウォッシュド式”が主流となっています。
しかしスマトラ島ではどちらでもない独自の精製方法にて精製しています。
その名も『スマトラ式』といい、以下の方法にて精製を行っています。
収穫したコーヒーチェリーの果肉をすぐパルパーで
ミシュレージを残すように取り除きます。
↓
発酵槽にて発酵させたらパティオ(乾燥用の広い土地)にて2〜3日乾燥させます。
↓
完全に乾ききらないうちに脱殻し、水分を多く含んだ生豆を取り出します。
↓
そしてその生豆を再び乾燥(水分含有量17〜20%)させて完了です。
この方法によってスマトラならではの
独特な苦味や濃厚なコクなどを生み出しているのです。
インドネシアの等級
コーヒー豆の等級の決め方も
インドネシアでは独特な採点にて決められています。
スクリーンサイズと欠点数によってグレード分けされます。
しかしインドネシアでは組み合わせてグレード分けするのではなく、
それぞれ分けて評価しています。
まずスクリーンサイズが
ラージ =7.5×7.5mm〜
スモール =3×3mm〜
となります。
次に欠点数が300g中
0〜11個 =G1
12〜25個 =G2
26〜44個 =G3
45〜80個 =G4
81〜150個 =G5
となります。
これら2つのグレードによって、
「ラージのG1」、「スモールのG3」などとグレードをつけます。
スタバ「スマトラ」の特徴
スタバで購入したスマトラはどのような特徴があるのでしょうか?
まずお値段が100g税抜き460円、250g税抜き1,140円
と比較的リーズナブルな価格となっています。
ちなみにパッケージの袋が欲しい場合には250gで頼む必要があります。
私は今回味が気になったのでひとまず100gで購入しました。
とにかくテカテカとコーヒーオイルが光っているのがわかります。
このコーヒー豆は深煎りで煎られており、
見た目からも味にインパクトがありそうな感じがします。
スタバ「スマトラ」の美味しい淹れ方
スマトラのように深く焙煎されたコーヒー豆は
インパクトのある苦味が出やすい傾向にありますが、
このコーヒー豆はどうでしょうか?
まずはダイレクトな味わいを試してみたいため
“コーヒープレス”にて抽出をしてみたいと思います。
コーヒープレスにて抽出
スタバさん一押しの抽出方法でもあるコーヒープレスでのおいしいレシピを紹介します。
コーヒー豆 15g
抽出量 300ml
抽出時間 4:00
湯温 90℃
苦味の強いインパクトのある風味だと聞いていましたが、思っていたよりも酸味も感じられ、非常に面白い風味だなと感じました。
香りは優しく包み込んでくれるような柔らかい香りで同じインドネシア産のマンデリンなどとは違った特徴を楽しむことができました。
ペーパードリップにて抽出
続いてペーパードリップにて淹れてみたいと思います。
毎度のことながらどのドリッパーを使うか悩んでしまいます。
私が選んだのは“Kalita 台形ドリッパー”です。
このドリッパーの特徴は下の記事をご覧ください↓
コーヒー豆 19g
抽出量 280ml
抽出時間 3:43
湯温 85℃
Kalita 台形ドリッパーで淹れると後味がスッキリしていてコーヒープレスで淹れたときとは違う一面をみることができました。
台形ドリッパーはじっくり時間をかけて抽出を行うドリッパーであるためにしっかり風味が抽出されており、満足感のあるコーヒーに仕上がります。
最後に
スタバのスマトラの野性的ながらも優しい一面も持つ風味にはスイーツ(スコーンなどといったカフェに売ってあるようなスイーツ)ももちろんですが食事に合わせるのもいいかなと思いました。
スマトラ自体がしっかりと風味があるので重厚感のあるフードと合わせると良いバランスを生み出してくれます。
お食事の1杯にいかがでしょうか?