日増しに寒さが厳しくなっている今日この頃。
今年もホットコーヒーが美味しい季節になってまいりました。
部屋中が換気扇が如く隙間風の吹く我が家では熱いコーヒーをドリップしても、すぐに冷めてしまいます。
そう、保温性に優れたタンブラーでなければね!
この優れたタンブラーを使えば、例え朝に淹れたコーヒーであっても、夕方まで熱々のまま楽しむことが出来ます。
Contents
タンブラーとは?
タンブラーとは『タンブラーグラス』のことを指す言葉で、ずばりガラス製のコップのことです。
バーに行くとハイボールやジントニックなんかはこのタンブラーで出てくることが多いです。
現在の日本でいえば一般に、上記の写真のような蓋が付いていて中身がこぼれにくくなっているものタンブラーと呼ぶようです。
しかし、フタが付いていてもスタバで貰うカップやリユーザブルカップはタンブラーと呼ばないようで、 正直に言わせていただくとタンブラーの言葉の定義はよくわかりませんでした。
語源は『倒れるもの、転ぶもの』だそうです。
まったくもって参考にならない。
なにがタンブラーで、なにがタンブラーではないのか、
この真相は今後の課題とさせていただきます。
写真にあるタンブラーは買った時に、タンブラーと書いてあったので確実にタンブラーです。
間違いありません。私は信じています。
大切なのはタンブラーの定義ではなく、淹れたて温度とミステリアスさを内包したこのタンブラーこそ、素晴らしいタンブラーだと言うことです。
タンブラーとボトルの保温力を比較してみた
実際の保温性はどんなものなの?
と、疑われる方もいらっしゃると思います。
そんな方々のために、今回はタンブラーの保温性を実際に時間経過ごとの温度変化で確認してまいりました。
ついでに、タンブラー以上の保温性を秘めているとされるボトルについても合わせて確認しております。
参考までに、通常のカップに注いだコーヒーでは、約7分後に60℃に、14分後には50℃以下まで下がります。
タンブラーの保温力
時間(分) | 温度(℃) |
0:00 | 74.0 |
30 | 69.1 |
60 | 64.1 |
90 | 60.0 |
120 | 56.3 |
150 | 53.1 |
180 | 50.2 |
210 | 47.9 |
240 | 45.8 |
270 | 43.9 |
300 | 42.2 |
330 | 40.6 |
360 | 39.3 |
グラフで見る限り、抽出直後の高い温度の時は比較的冷めやすく、温度が落ちてくると共に、緩やかな下降率になっています。
3時間後には50℃を切りましたが、通常のカップと比べるとかなりの保温力です。
6時間経過後でも、39.3℃と熱を感じることが出来ました。
ボトルの保温力
時間(分) | 温度(℃) |
0:00 | 72.5 |
30 | 69.8 |
60 | 67.3 |
90 | 65.5 |
120 | 63.5 |
150 | 61.7 |
180 | 60.1 |
210 | 58.5 |
240 | 57.1 |
270 | 55.5 |
300 | 54.1 |
330 | 52.8 |
360 | 51.5 |
一定して比較的緩やかに温度が落ちていくのが分かります。
密封性の高さゆえか、6時間経過後でも50℃以上の温度を保っており、かなりの保温力と言えるでしょう。
かなり長い時間、美味しいコーヒーを楽しめますね。
コーヒーを美味しく感じる温度
一般的に人が何かを口にする際好ましいと感じる温度は体温から±25と言われています。
人の平熱はおよそ36.0〜37.0℃といった辺りだと思われますので、
ホットコーヒーで言えば61.0〜62.0℃、
アイスコーヒーで言えば11.0〜120℃
個人的な好みを傍に置いて考えれば、だいたいこの辺りがもっとも味わいやすい温度になるかと思われます。
90℃のお湯を準備したとして、コーヒーを入れていくうちに温度は失われていき、抽出後の温度は大体75℃〜70℃辺りになります。
ですので、 通常のコーヒーカップであれば抽出後、手早く洗い物を済ませて、口をつければおおよそ丁度いい温度となります。
タンブラーに淹れるのであれば、1時間半後あたりに、
ボトルにコーヒーを淹れるのであれば2時間半後が飲み頃でしょう。
実際にオススメのタンブラー
安くて、丈夫な上に、蓋をしっかり閉めていれば、誤って倒してしまった場合も中身が溢れません。
非常に実用的で、かなりオススメです。
今回の検証もこのタンブラーで行いました。
是非、使ってみてください。
以上、知らなきゃ損!熱を逃がさない保温性抜群のタンブラーの記事でした。
最後までお読みいただきありがとうございます。