ドリッパーの水はけの速さ 比べてみた

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「今日はどのドリッパーを使おうか」

自宅でコーヒーを淹れる方は必ずこの悩みに直面することでしょう。

もちろん、その日の気分によってお好みのドリッパーを使用するのも良いでしょうが、
求める抽出や、コーヒーの味によって、それに合ったドリッパーを使うのがベストです。

基本的には水はけが良いドリッパーではあっさりした味のコーヒーに仕上がり、逆に水が溜まりやすいドリッパーではしっかりとしたボディのあるコーヒーに仕上がりやすいです。

「そんなこと言われても、どれが水はけが良いのか分からん」

そんな方のために今回はドリッパーの水はけの速さを検証してみました。

検証に使用するドリッパー

・ハリオv60
・カリタ 3つ穴式
・カリタ ウェーブ
・メリタ式 アロマフィルター
・origami
・コーノ式

検証には、この6つのドリッパーを採用しました。
簡単にドリッパーの特徴をご紹介しながらそれぞれの水はけの速さの違いを検証していきます。

水はけの速さの検証方法

①コップに水100mlを用意します。
②ペーパーフィルターをセットしたドリッパーに
 コップの水を一気に注ぎ水が落ちきるまでの時間を計ります。

このタイムによって、水はけの速さの違いを比べていきます。

出来る限りブレをなくすためにコップから一気に注ぐ形にしてみました。
検証方法としては、非常にシンプルなものになっています。

ハリオv60

HARIO v60ドリッパーの特徴

ハリオv60は“円錐型”で“大きな1つ穴”のドリッパーです。

最大の特徴は、内側のリブ(溝)が螺旋状になっていて、ドリッパーとペーパーフィルターの間に空気を入れることによってよりコーヒー豆がより膨らむように設計されています。

さらにリブが高いので、お湯を太く注げば早くお湯が落ち、逆に細く注げばゆっくり落ちるため自分で速度を調整しながら抽出することが可能となっています。

ー検証結果ー
水が落ちきるまでの時間 40

水を注いだ瞬間は勢いよく水が落ちていましたが、
次第にスピードは落ち、最後まで水が落ちきるまでには結構な時間がかかりました。

このことからハリオv60で抽出時間を早めたい場合は落としきらず抽出目標の量まで太く湯を注ぎ、逆にじっくり抽出したい場合は細めのお湯でドリッパーの下三分の一位をメインに使うくらいの気持ちで注いでいくと良いでしょう。

Kalita 3つ穴式

Kalita 3つ穴式 ドリッパーの特徴

カリタの3つ穴式は“台形型”で“3つの穴式”のドリッパーです。

真っ直ぐ底に向かって何本ものリブがお湯をスムーズに流し込む役割を持つため、抽出のスピードが早く、雑味のない酸味とキレのある後味が特徴のコーヒーに仕上がるように設計されています。

ー検証結果ー
水が落ちきるまでの時間 34秒

3つ穴から勢いよく水が落ちていき、
最後までその勢いが衰えることがなかったため水はけの速さが速かったです。

ドリッパー全体の底に向かっているリブが
水の流れを底に導くように流れが一定だったことも速さの理由の1つです。

Kalita ウェーブドリッパー

Kalita ウェーブドリッパー 特徴

カリタのウェーブドリッパーは平らな底に“3つ穴”が開いており、
リブは真っ直ぐ底に向かって伸びています。

湯溜めをせずにスムーズにお湯が落ちることで雑味をなくし、また底が平らなことでお湯が一定の場所にかたよらず全体に行き渡るので味のムラもないように設計されています。

ー検証結果ー
水が落ちきるまでの時間 23秒

底が平らなので満遍なく水が行き渡り、3つ穴から勢いよく最後まで一気に落ちきった印象です。
この水溜まりの無いスピーディさが風味のクリアさに繋がっているのですね。

メリタ アロマフィルター

メリタ アロマフィルター 特徴

メリタのアロマフィルターは“台形型”で“1つ穴”のドリッパーです。

元々お湯を一気に注いで湯溜めを作り、
ドリッパーがお湯の抽出時間をコントロールしてくれるように設計されています。

コーヒーの苦味とコクを引き出すことが目的のため
お湯とコーヒー豆が触れ合う時間が長くなっています。

ー検証結果ー
水が落ちきるまでの時間 46秒

目的の通り、水溜めができてから一定の時間を保ってゆっくり水が落ちていきました。
この水溜めができることで全体に水が行き渡るので味のムラもなくなることがわかります。

origamiドリッパー

origami ドリッパー 特徴

origamiドリッパーは、20もあるリブ大きな縦溝が特徴となります。
この大きな縦溝がドリッパーとペーパーの間に空気が入り水はけをスムーズに行ってくれます。

さらにorigamiドリッパーは、ハリオv60などの円錐形のペーパーとウェーブドリッパー用のペーパーの2種類のペーパーを使用することができます。
つまり1つのドリッパーで2つの風味を楽しめるのはこのorigamiドリッパーだけです。

今回は円錐形とウェーブの2種類のペーパーで検証を行います。

ー検証結果ー
水が落ちきるまでの時間 円錐形:20秒
ウェーブ:25秒

まず円錐形のペーパーでは、ドリッパーとペーパーが触れている面積が少ないため水はけがかなりスムーズに行われました。
次にウェーブ用のペーパーはドリッパーのリブとウェーブの数が同じためフィットしており、程よく空気が抜けている印象です。

コーヒーを淹れるとなるとウェーブ用のペーパーのほうがしっかり風味を抽出できるかなと思います。
あくまでも好みに合わせて使い分けてください。

KO-NO式 名門ドリッパー

コーノ式 名門ドリッパー 特徴

コーノ式のドリッパーは一見すると
円錐形でハリオv60と同じように見えますが大きく違う点はリブにあります。

ハリオv60は全体的に大きくリブが入っていますが
コーノ式は下部にのみ入っており上部には入っていません。

ちなみに、価格帯は三倍ほどのコーノさんの方が高いです。

ー検証結果ー
水が落ちきるまでの時間 43秒

下部にのみリブが入っている構造のためか、水はけはハリオv60より少し遅かったです。
しかし、言うほどは変わりませんね。
他のドリッパーと比べると終始ゆっくりと落ちている印象です。

結果発表

検証の結果水はけが最も速かったのは
円錐形のペーパーをセットしたorigamiドリッパー』、

最もゆっくりだったのが『メリタ アロマフィルター』でした。

今回の検証を通してドリッパーの水はけの違いと特徴を改めて識別することができました。
その上で各ドリッパーごとの印象を書いて置きたいと思います。
水はけ以外の要素も加味した個人的な印象になります。是非参考にしてください。

お湯量を自由自在に調節して自分の好みに合った風味を出したいなら⇨「ハリオv60

深みのある苦味をササっと淹れて味わいたい方は⇨「Kalita 3つ穴式

口当たりがよくクリアで雑味のないコーヒーなら⇨「Kalita ウェーブ

安定してコクのあるコーヒーを飲みたい方は⇨「メリタ式 アロマフィルター

2種類のペーパーを使い分けて豆本来の風味を引き出すなら⇨「origamiドリッパー

コーヒーの旨味成分をじっくりと抽出するなら⇨「コーノ式

このようにコーヒー豆の風味や自分の好みによって
色んなドリッパーを使い分けてみてはいかがでしょうか?

最後までお読みいただきありがとうございました。

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