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スタバのコーヒーが美味しくないわけではない
まず前提として私はスタバのコーヒーが不味いとは考えていません。
スタバの豆に不満を抱く方はおそらく焙煎経験があったり、手間暇かけて美味しいコーヒーを淹れている方かと思います。
つまるところ、これは基準の違いです。
スタバのコーヒーが美味しいことはこれまでの実績が証明しています。
安かろう不味かろうの精神で安価なコーヒーを出来る限り大量に販売していたファーストウェーブから、
味の違いが分かるグルメなコーヒーとして売り出され始めたセカンドウェーブ、
シアトルでスタバが生まれたのもこのセカンドウェーブの時期です。
自家焙煎にこだわり、深煎りした高品質なコーヒーとして売り出されました。
それらの試みが成功しているのは、今の私たちが知るとおりです。
最近のスタバはフラペチーノなどスイーツ系に力を入れているので今後どうなるかまでは分かりませんが、現状スタバコーヒーの美味しさは市場が証明していると言っても過言ではではないでしょう。
1つのボーダーライン
そういった経緯をもって生まれたからこそ、スタバの美味しさには実績があり、未だに市場で大きな力を持っています。
コーヒーに関連する仕事をしようと思えば、どこに店を開いても、細々と自家焙煎のコーヒー豆を販売するだけにしても、スタバの存在は意識せざるをえません。
美味しさを数値化することは非常に難しいことですが、スタバのコーヒーは一般の支持と実績を根拠に1つのボーダーラインとして機能していると考えられます。
それが私がスタバのコーヒーを度々いただく理由の1つです。
もちろん、店内の内装や雰囲気、コーヒー豆自体を純粋に楽しんでいるというのもあります。
求められるコーヒーの水準へと
しかし、スタバのコーヒーが時としてコアなコーヒーファンにとって求められる水準に達していないことは紛れもない事実です。
正直に言わせてもらえば私自身もガッカリさせられた経験が何度かあります。
ガッカリさせられたとはいえ、それは私にとって決して悪いことばかりでもありません。
コアなコーヒーファン達の求める高い水準がコーヒー豆を販売する上で競合しないラインでもあると私は考えています。
嗜好品であるがゆえに、安く高品質なものをコアなコーヒーファンの方々は求めます。
かくいう私もその一人です。
高品質な豆、鮮度、丁寧なハンドピック、このどれもがスタバにはないものです。
コーヒーの品質を保つうえでは当たり前のことですが、高度に自動化して途方もない量を販売しているチェーン店では難しいことです。
市場の隙間を埋める、まさにニッチコーヒーが私たちのコーヒーというわけです。
……上手いことを言おうと思いましたが、出来ませんでした。
ここまでダラダラと書かせていただきましたが、私の言いたいことは、
・スタバのコーヒーが不味いわけではなく、普段飲んでいるコーヒーがレベル高いのでは?
・市場を冷静にみれば、スタバのコーヒーは一定の評価を得ていると考えられる。
・スタバ以上に美味しいコーヒー目指して、大量販売では難しい手間暇を掛けて日々頑張ってます。
・スタバのコーヒーに満足できなくなったら、tipsofcoffeeのコーヒーを飲んでみてください。
(正直、うちよりも美味しいオンラインショップもいくつもあります)
ということです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
これからもちょくちょくスタバのレビュー上げていきたいと思います。