今年も聖なる夜に向けてスターバックスさんから素敵なプレゼントが発売されました。
今では3種類に増えて帰って来たのでこれはもうレビューするしかないですね。
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聖なる夜の物語
クリスマスとはそもそもイエス・キリストの誕生日を祝う日としてできたイベントですが、今ではサンタクロースが世界中の子供たちのところへプレゼントを届けてくれるのがメインな行事になっています。
私も幼い頃はいい子にしていればサンタさんが欲しいものをプレゼントしに来てくれるよとよく言われたものです。
しかし、クリスマスプレゼントは子供だけがもらうものなのでしょうか?
普段、お仕事を死に物狂いで頑張っている大人たちのための贅沢なプレゼントがあってもいいのではないでしょうか?
そんな気持ちに応えてなのかスターバックスさんでは1984年からクリスマスシーズンだけの限定コーヒー豆が販売されています。
元々は小さなお店だったのでよく来てくれる常連のお客様に感謝の気持ちを込めて「クリスマスのささやかな贈り物」として売りだしたのが始まりだったようです。
それからも毎年この時期になると期間限定商品として発売しており根強い人気をていしています
クリスマスブレンドは3種類に
今年もクリスマス限定のブレンドが3種類発売されています。
・クリスマスブレンド
・エスプレッソ ロースト
・ブロンド ロースト
の3つになります。
それぞれどんな特徴をもったコーヒーなのでしょうか?
~クリスマスブレンド~
こちらのブレンドはラテンアメリカ産コーヒーとアジア・太平洋産コーヒーと希少なエイジドスマトラコーヒーがブレンドしされていて、複雑な香りが特徴です。
ラテンアメリカ産のコーヒー豆は明るい印象のコーヒー豆であり、明るいイメージになるかと思われましたが、エイジドスマトラコーヒーが加わっていることでイメージはがらりと変わります。
このエイジドスマトラコーヒーとは、簡単に言うとコーヒー豆を熟成させたもののことを指し、熟成されたことにより複雑な香りが生まれます。
こういった寝かせたコーヒー豆のことを「オールドクロップ」といい、逆に新鮮なコーヒー豆のことを「ニュークロップ」と呼びます。
このエイジドコーヒーを作るには熟成させるための空間が必要となりコストや時間がかかってしまいますが、その分香りや味わいに複雑さと深みを増して新たな風味を楽しめる利点もあります。
これらをブレンドしたコーヒーは、非常に複雑な香りと独特なボディの強さが際立つガッツリとしたコーヒーに感じました。
~クリスマスブレンド エスプレッソロースト~
こちらのコーヒーは、先ほどのクリスマスブレンドと同じブレンドですが名前のようにエスプレッソ用に深くローストされたものになります。
エスプレッソは、高い圧力をかけて一気に抽出するため雑味が少なく旨味がぎっしり味に出るため実は飲みやすいコーヒーなのです。
そのためコクはもちろんのこと、甘味も感じ焦がしたキャラメルのような風味も感じられます。
~クリスマスブレンド ブロンドロースト~
こちらのコーヒーもブレンド配合は同様でロースト具合に違いがあります。
ブロンドローストとはスターバックスさんのローストの呼び方で、一般にいう“浅煎り~中浅煎り”ほどの焙煎度合いのことを指します。
浅く焙煎することによってボディの強さを抑えることができ、明るいイメージを感じる味わいになり、またやわらかな甘味も感じることができます。
以上の3種類のコーヒー豆はそれぞれ100g~コーヒー豆の販売を行っており、とくに250g購入するとオリジナルのパッケージの袋で販売されています。
価格は250gで¥1430(税抜き)と比較的リーズナブルな価格なためお気軽に購入いただけます。
実際に淹れてみて
今回私はこのクリスマスブレンドをシンプルに楽しもうと思い、クリスマスブレンド(ダークロースト)を購入し、様々な抽出器具を使って抽出を行ってみました。
その中でおすすめのレシピをいくつかご紹介させていただきます。
~ハンドドリップにて~
まずはやはりハンドドリップで淹れてみたいと思います。
使うドリッパーは悩んだ末、お湯量を調整しながら淹れることのできる“ハリオv60”を使って淹れていきます。
<レシピ>
コーヒー豆 17g
抽出量 290ml
抽出時間 2:42
蒸らし 20秒
コーヒー豆はもこもこと膨らむことはなかったので蒸らしの時間を短くして、さっと抽出すると変に雑味が混じることがなく純粋に複雑な味わいだけを楽しむことができました。
ちなみに挽き目は中粗挽きにしました。
~フレンチプレスにて~
スターバックスさんと言えばフレンチプレスでの提供をおすすめしているのでこちらのコーヒー豆もフレンチプレスで抽出してみたいと思います。
<レシピ>
コーヒー豆 18g
抽出量 300ml
抽出時間 4:00
元々ボディが強い豆のためあえて蒸らし作業は行わずに一気に目的量である300ml注ぎ、4分浸漬しました。
それでも十分にコクを感じ、芳醇な香りが広がりました。
ですが、元のコクの強さとプレスによる雑味で少し力強く感じました。
これは好みの個人差によって感じ方は異なるかと思われます。
~アイスコーヒーにて~
今回のコーヒー豆はローストが深いのでアイスにしても味わいがでるのではないかと考え実際に淹れてみました。
雑味をなるべく避けたいため、コールドブリューでの抽出を採用します。
<レシピ>
コーヒー豆 80g
抽出量 1000ml
抽出時間 約8時間
水でじっくり抽出しているので、雑味がなくスッキリとした香りですが味にはちゃんとエイジドコーヒーの複雑さがあり、非常に面白い味わいとなりました。
好き嫌いは分かれてしまいそうですが、私は比較的美味しく飲むことができました。
こちらの商品はコーヒー豆だけでなく、ドリップバッグコーヒーや*ヴィア、挽き売りも行っているのでその時々の用途に合わせた飲み方を選ぶことができるのでぜひスタバにお立ち寄りの際は手に取ってみてはいかがでしょうか?
*ヴィアとはスティックタイプの粒状のもので、水やお湯を注ぐだけでコーヒーができる商品のことです。時短にもなるので朝出かける前の一杯などには便利です。