元カフェ店員が勧める予算1万円で始める本格 ハンドドリップ

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ハンドドリップとは?

ハンドドリップ とはサイフォン、コーヒープレスなどと並ぶ、
コーヒーを淹れる手法の一つでペーパードリップや単純にドリップとも言われたりします。

ハンドドリップ はコーヒーの抽出時間や注湯方法、蒸らし時間で風味の調整が出来るため
コーヒー愛好家から本職のバリスタまでコーヒーを好む多くの層から人気があります。

今回はそんな ハンドドリップ を始めてみたいという方に、
予算1万円でスタートが出来るよう紹介していきたいと思います。

ハンドドリップ を始めるために用意するもの

  1. コーヒーミル(¥3000〜4000)
  2. ドリップケトル(¥2500)
  3. ドリッパー(¥500)
  4. コーヒーサーバー(¥2000)
  5. コーヒー豆(¥1000)

1、コーヒーミル

もっとも重要と言っても過言ではないコーヒーミルからです!
コーヒーミルは本格的なコーヒーを楽しむためには必須となっています。

せっかく手間暇掛けて淹れるコーヒーが酸化して風味の飛んだ、
美味しくないコーヒーでは意味がありません。

手でゴリゴリ挽くのは少し大変ですが、趣があり楽しいです。

この時に出てくる香りはコーヒーを淹れる人だけの特権ですので、存分に楽しみましょう。

下記でオススメしているコーヒーミルはまさに安くて、値段通りの性能といった感じですが、
初めから高いコーヒーミルを購入することに抵抗があるといった方におすすめです。

なにより淹れる直前まで豆の状態で保管する、
淹れる前に粉に挽くといっただけでコーヒーの風味は格段に変わります。

手ごろな価格のコーヒーミルでも淹れる直前に挽くだけで、
コーヒーの風味を大きく左右することが出来るということですね。

上記のコーヒーミルで満足出来なくなってきた方は、
ぜひこちらの記事を参考に自分にあったコーヒーミルを探してみてください。

個人的に、コーヒー沼はコーヒーミルから始まると思っています。

ちなみに、電動のコーヒーミルが欲しい方はKalitaのナイスカットG、
フジローヤルのみるっこといったところがオススメです。

この辺はもう毎日淹れてますって方はコーヒーライフが劇的に変わりますので
ぜひ購入してみてください。

2、ドリップケトル

ドリップケトル?普通のやかんではダメなのでしょうか?
勿論そんな事はありませんが、オススメ出来るかといったら微妙ですね。

実際に実験がてら試した事はありますが、太いやかんで注ぐのは非常に難しいです。

通常コーヒー粉全体をお湯が通っていくように静かに注いでいくのですが、
太い注ぎ口のやかんはまるでダムが決壊したかの様に流れ出ていきますので、
お湯がコーヒー粉に充分に浸透せずにそのまま流れ去っていきます。

見た感じまさにドリッパー内が大洪水状態です。

慎重に注いで何とか作ったコーヒードームも圧倒的物量で押し流していきました。

これで美味しいコーヒーを淹れる事は、難しいと実感しました。
味でいえばかなり薄くなりがちで、粉量多めで細引きすればなんとかなるか?、
いや、渋くなるなー、と色々試しましたが結局ケトルを買うのが早いと実験は断念。

個人的なオススメはこの小さいタイプです。
コンパクトで使いやすい!

一杯あたり160ml、二杯ですと300ml程度のお湯があれば十分ですので、
こちらの350mlタイプのものが一人暮らしではベストだと思います。

家族にも淹れてあげる予定がある方は大きめサイズのドリップケトルがオススメです。

なんだかんだドリップケトルが重くなってくると手が疲れたり、
慣れないと注湯がブレブレになってきたりするので、
必要に応じたサイズをしっかり選ぶことが重要です。

3、ドリッパー

自分はHario v60 推しです。非常に使いやすいですし、なにより汎用性が高い。

ハンドドリップ にはいろんな考え方で沢山の淹れ方が存在しますが、
その多くはこのHario v60で実践することが出来ます。

また大きい1つ穴のためお湯が早く落ちやすく抽出も比較的早めに済みます。
ハンドドリップでサクッと淹れたい方にもおすすめですね。

そして何といっても良心的お値段!
耐熱ガラス製品で有名なハリオですが、
ドリッパーに関しては樹脂製のHario v60が安くておすすめです。

耐熱ガラスのv60もありますが味はさほど変わらないので、
家庭では樹脂製のもので十分だと自分は思います。
耐熱ガラス製ものはお値段もそれなりですので、

最近では海外でも注目されており、
Hario v60を使ったコーヒースタンド(コーヒーメインのカフェ的なお店)も割と見かける様になりました。

Hario v60は様々なサイズ、先ほども言いました耐熱ガラス製、陶器タイプ、プラスティックタイプ等沢山種類がありますので、
ご購入の際は間違わないようにご注意してください。

ちなみに下のものはサイズ01、プラスチック製のものです。

あとは意外と忘れがちなのでペーパーフィルターもお忘れなく!
円錐形専用のものが必要になります。

ペーパーフィルターは普段ハンドドリップをしない方だと、
誤って台形専用のペーパーフィルターを買ってきたりしますので、
他の人にお使いを頼む際などは注意が必要です!

ちなみに、ハンドドリップ用のペーパーフィルターの価格は、
安いものでおよそ200~300円ほどです。
結構、頻繁に価格が変わるのでおおよその相場にはなります。

4、コーヒーサーバー

コーヒーサーバーはドリップスタンドを用いてカップにそのまま注いだり、
100円均一のお店にある計量カップで代用したりといったことで代用可能です。

余程のことがなければコーヒーの味にも大した影響は出ません。

基本的にコーヒーサーバーはコーヒーを淹れて一時的に保存しておく場合なんかに使います。

ただし長く置いておくと酸化して美味しくなくなるので、
熱いコーヒーが冷えない程度の時間に限ります。

例えば遊びに来た友人や家族に提供する際にあれば便利です。
あとは目盛りが付いているので、スケール(はかり)を使わない人はあった方が断然良いですね。

逆にカップに注いで洗い物を増やすのが面倒な人は、
むしろサーバーにコーヒー淹れて直接飲んだりとする場合もあります。
非常に飲みづらい事この上ないですが。

オシャレなサーバーは使うだけでコイツガチ勢だ!と思わせることが出来ますので、
雰囲気重視の方はぜひ使ってみてください。

ちなみに、サーバーについてはカリタの取っ手までガラス製のものがおしゃれかつ洗いやすく
とても使い勝手が良かったです。

5、コーヒー豆

さて次は、お楽しみのコーヒー豆ですね。
新鮮なものであればお好きなものをどうぞ!

近くの自家焙煎のお店で店主に相談してみるのも楽しいかもしれないですね!

注文後焙煎のネットショップや、生豆を自身で焙煎してみるなど豆の鮮度にこだわりましょう。
焙煎後、2〜3日程度から飲み頃が始まり、
2週間くらいはちょっとずつ風味が変化しそれを楽しむことができます。

3~4週間あたりは香りが飛んで徐々に劣化してくるので、
焙煎から2週間くらいまでのコーヒー豆を楽しむと良いでしょう。

鮮度のいい豆は一部例外はあれどよく膨らみますので、
豆が膨らむかどうかを1つの目安に美味しいコーヒーを探してみてください。

膨らまないのは自分が下手だから膨らまないのでは?と悩む方が多くいらっしゃいますが、
しかし、どんな注ぎ方をしていても新鮮な豆はだいたい膨らみます。

豆が膨らまないということを気にされる方は純粋にコーヒ豆の鮮度一度疑ってみた方がよいでしょう。

極端な深煎りや、浅煎りでは膨らまない焙煎豆もございます。

豆が膨らむ膨らまないは正直あまり気にする必要はありませんが、
鮮度の一つの指標ともなるので知識として覚えておく程度で良いと思います。

コーヒーを楽しむポイントとしては、
美味しくない豆は悩むよりも先に他の焙煎豆を試してみましょう
これが一番手っ取り早い解決策です。

自分に合った豆を探すのは、大変ではありますが楽しい時間になると思います。

自宅で珈琲を淹れる楽しみ

エチオピア ゲイシャ ハンドドリップ

お店へ行って飲めば600円そこらのコーヒーも、
同じ600円ほどでコーヒー豆100gを購入し家で淹れれば、
およそ9杯くらいは淹れることが出来ます。

カフェで飲むコーヒー代500円のうち原価はおよそ10〜15%前後です。
場所代やサービス代、人件費等もありますので、
単純に比較する事は出来ませんが、
純粋にコーヒーだけを楽しみたいと考えるならば、
家で飲むほうが断然賢い選択であるかと私は思います。

これだけ言ってしまえば、カフェの雰囲気を楽しみたい方からは怒られそうですが、(笑)

私が自宅で ハンドドリップ をオススメする理由はやはり楽しい、という一点に限ります。

家で淹れる方が安く飲めるといった経済的理由以上に、
コーヒーを淹れるという経験自体が得難いものだと感じています。

コーヒーを挽く際の香りも、ムクムクと膨らんでいくコーヒー粉も、
自分で淹れて初めて感じることのできるものです。

自分のお気に入りの豆を、淹れる直前に挽き、
丁寧にじっくりと抽出していきます。

たまに濃ゆめの抽出をしてみるといったこともいいでしょう。

早めに注いだり、いつもより熱めのお湯を注いだり自分の気分で味を変えられます。

お店とは違ったコーヒーの楽しみ方が可能です。
是非、ハンドドリップの世界へのめり込んでみてはいかがでしょうか。

この記事が少しでも参考になり、初めての一杯が美味しい物になれば幸いです。

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