12月に入り肌寒くなってきたこの季節におすすめのコーヒー豆をピックアップしました。
温かいコーヒーを飲んで寒い冬を乗り越えましょう。
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冬に飲みたくなるドリンク
肌寒い日が続いてくると心まで温まるあったかいドリンクを飲みたくなりますよね。
では、冬になるにつれて飲みたくなるドリンクとはどんなものがあるのでしょうか?
「優しい味のココアを飲みたくなる」「のどの乾燥を甘く守ってくれるレモネード」「寒さでかじかんだ手を暖めてくれるコーンポタージュ」
など様々なホットドリンクが求められています。
他に挙げられたドリンクは以下になります。
・アップルティ
・カフェオレ
・おしるこ
・ジンジャー
・カルピス
この全てのホットドリンクに共通していえるのは、
『優しい味わい』
『温かくまろやかな飲み口』
であることです。
この条件を元に12月におすすめするコーヒー豆をいくつかご紹介していきたいと思います。
エチオピア モカシダモ
こちらのコーヒー豆は、コーヒーの原産国ともいわれる“エチオピア”で栽培されており、なんといっても優しい味わいに定評があります。
エチオピアではコーヒーの栽培はほとんどが小規模で行われていて、国民の5人に1人がコーヒーに携わる仕事についているほど国内で需要のある生産であります。
さらに生産したコーヒー豆の約40%は輸出せず国内で消費しているようにコーヒーを飲む習慣が馴染んでいる国でもあります。
ちなみにこのコーヒー消費の一つとして“コーヒーセレモニー”という行事が毎年行われています。
そんなエチオピアの中でもシダモ地区ではコーヒー栽培が盛んにおこなわれており、その中でも様々な地区がありますが、シダモという名前で売られているコーヒー豆は、全体的に優しくフルーティな味わいのものが多いように思われます。
ここでもう皆さんご存知かとは思われるのですが念のためご説明させていただきますが、「モカ」とはイエメンにあるモカ港から出荷されたコーヒー豆のことを指し、イエメン産とエチオピア産のコーヒー豆があります。
そのためどちらの国が栽培したものか一目で見分けがつくようにモカのあとにそれぞれの生産地区の名前をつけて見分けるようにしています。
エチオピア シダモの焙煎から抽出まで
エチオピア モカシダモの生豆の特徴として
緑色をしていて小粒で、表面に色ツヤがあり、中身が詰まった芯が硬い豆という特徴をもっています。
以上を踏まえた上で、実際に焙煎していきたいと思います。
今回焙煎には生豆時に130gの量を焙煎していきます。
参考までに焙煎に要した時間を記載しておきます。
1ハゼ開始 焙煎開始から8:25
1ハゼピーク 9:12
2ハゼ開始 10:01
2ハゼピーク 11:11
エチオピア モカシダモは中深煎り(フルシティロースト)ほどの焙煎度合いが味に深みを増してバランスの良い風味になるとカッピングから考えられました。
冬は温かさと優しさを求める傾向にあることから、ストレートなブラックコーヒーももちろん温まります。
がせっかくのモカであればやはりモカコーヒーと言って、ホットのコーヒーの上に生クリームやチョコソースをかけてなめらかな優しさを足したドリンクなどはいかがでしょうか?
<レシピ>
コーヒー豆 11g
抽出量 130ml
抽出時間 2:21
湯温 88℃
抽出器具 ハリオv60
まずは上記のレシピにそって通常通りコーヒーを抽出します。
そしてコーヒーをカップに注いだらまずホットミルクを50~60mlとチョコソース適量を淹れます。
ここで時短!
ホットミルクは牛乳を温めた物のことで小鍋であたためるのが一般的な方法ですがそれでは焦がしてしまったり、洗い物が増えてしまったりと面倒に思ってしまいますよね。
そんなときは耐熱素材のカップに牛乳を淹れラップをして、電子レンジ500Wで約1:50温めると簡単にできます。
加えたらマドラーなどでよくかき混ぜ、あとはお好みで生クリームを上に乗せれば完成です。
マンデリンG1
コーヒーが好きな人であれば一度は飲んだことがあると考えられる“マンデリン”ですが、コーヒーを飲めば飲むほどこのコーヒーに対するイメージがどんどん変わって行きました。
というのも、実は私は某カフェで働き始めた頃はコーヒーが全く飲めませんでした。
子ども舌のため苦くて顔をしかめていた一人です。
しかしカフェで働くいじょう、お客様に提供するコーヒーの味を知っていないとおすすめやコーヒーの説明を十分にすることができないと思い何度となくコーヒーにチャレンジし続けた結果今では毎日1杯以上は飲むほどにまでコーヒーが好きになりました。
と少し話がそれてしまいましたが、そんなコーヒーが飲めなかった頃はマンデリンは苦いなと思っただけでしたが、
最近マンデリンを口にしたとき、「あれ?ちゃんとほんのり甘味もあって苦味も深みのある苦さで優しい味わいだな」と感じました。
やはりコーヒーを知っているのと知らないで飲むのでは全然味覚に違いが出るものだと身をもって知りました。
つまり、このマンデリンの優しさをぜひみなさんにもおすすめしたくご紹介いたします。
マンデリンの焙煎から抽出まで
マンデリンの生豆はかなり深い緑色で比較的大きく、形は不揃いの特徴をもっています。
マンデリンの苦味と甘味のバランスが一番安定したのはフルシティからフレンチローストにかけての深い焙煎になります。
<焙煎に要した時間>
1ハゼ開始 焙煎開始から7:49
1ハゼピーク 9:08
2ハゼ開始 10:13
2ハゼピーク 11:04
2ハゼピークを確認してから焙煎を止めました。
<レシピ>
コーヒー豆 18g
抽出量 300ml
抽出時間 4:00
抽出器具 フレンチプレス
マンデリンは味わい深く、コーヒー豆本来の味を楽しんでほしいためフレンチプレスでの抽出をおすすめします。
ちなみにマンデリンは冬だけでなく夏でもある工夫をするだけで美味しく飲むことができます。
それは“水出しコーヒー”です。
挽き目を細かくして長時間水に浸けるだけで美味しいアイスコーヒーが簡単にできるのでみなさんもぜひ試してみてください。
今コーヒー豆販売ではマンデリンから「ワハナ ロングベリー」を豆のまま・挽き売り・ドリップバッグコーヒーの3パターンで売り出しを行なっています。
こちらも苦味と甘さのハーモニーがなんともいえない絶妙なバランスで非常に美味しいコーヒーです。
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