先日訪れた長崎で見つけた葉山珈琲のコーヒーに惚れてしまい幾度か通うようになった筆者の物語になります。
はじまりはじまり。
Contents
第1印象:オシャレな外観
まず、何よりお店を見たときにオシャレで思わず写真を撮りたくなるような外観をしています。
コーヒーの香りが漂ってきて惹きつけられるように店内に入ってしまいました(笑)
店内に入ると1階と2階に分かれており、1階で注文をして席までコーヒーを持ってきてくれるシステムとなっています。
1階はカウンター席がメインで2階はテーブル席がメインの作りとなっていました。
1人でゆっくりコーヒーを味わいたい人はカウンターに、友人や家族と会話を楽しみながらコーヒーを飲みたい人はテーブル席でそれぞれの憩いの時間を作り上げることができる空間もまた素敵ポイントです。
ちなみに2階に子供が遊べるスペースが狭くはありますがマットもしかれてちゃんと用意されているため子連れのお母さんも気軽に立ち寄ることができる工夫もされています。
お店の内装は、カントリーやモダンのいいところをとった雰囲気で非常に落ち着きます。
コーヒーをゆっくり味わえて、時間を忘れてしまうほどです。
私は建築関係の言葉には疎いのですが、何でも1階のコンセプトは「インダストリアル」と言って、無骨でヴィンデージ感のある雰囲気をテーマにデザインされているのだとか。
どうりで心落ち着ついてコーヒーを味わうことができるのですね。
1階のカウンターで飲むコーヒーは奥深い風味を楽しむのにおすすめの席です。
基本朝8:00時から開店するため人によっては仕事前に立ち寄ることができるのも嬉しいですね。
私がお店に滞在したのは大体1時間ほどでしたがその間にきたお客さんはお子さんを連れたお母さんやランチを楽しむカップルや、休憩の1杯を飲みにきたであろうスーツ姿の男性など老若男女問わず幅広い客層だと感じました。
メニューのバリエーション
お店に入ると右側に黒板のような色合いのメニューが貼ってあり、コーヒーだけでもたくさん種類があることに驚きました。
基本的に飲み物が
・ブレンドコーヒー
・アイスコーヒー
・ストレートコーヒー
・カフェインレスコーヒー
・アレンジコーヒー
・紅茶
・ソフトドリンク
から選べます。
フードメニューは
・ホットドック
・サンドイッチ
・カレー
で、ホットドックやサンドイッチはいくつかの種類がありました。
長崎店では長崎の名物であるサバをつかった“サバサンド”が有名のようです。
また、モーニングセットや日替わりサンドセットなど通いたくなるようなメニューの工夫があったためぜひ近所にあったら毎日通いたかったなと思ってしまいました。
ブレンドコーヒーやストレートコーヒーの種類が豊富にある中、アレンジコーヒーにも力をいれているなと感じました。
最近では、見た目の華やかさも大事な要点ですよね。
ただ葉山珈琲さんの場合、基盤となるコーヒーの美味しさが安定しているからこそ色んなアレンジコーヒーに繋がっていると思いました。
そんなコーヒーの魅力についてもう少し語らせていただきます。
コーヒーの魅力
葉山珈琲さんのコーヒーは全体的に深めの焙煎の印象を受けました。
コーヒーの抽出はお客さんに見える場所でハンドドリップが行われています。
Kalitaの3つ穴ドリッパーでじっくり丁寧に抽出されているため深みの特徴的な味わい深いコーヒーに仕上がっているのですね。
実は初めて葉山珈琲さんを訪れたとき、私はいつもより体調が優れずお店で初めてデカフェ(カフェインレスコーヒー)を頼みました。
勝手なデカフェの印象は香りが薄くなってしまったり、コーヒー豆の個性がはっきりと出ないと思い込んでいました。
しかし、ここのデカフェを飲んで衝撃を受けました。
デカフェのグアテマラを飲んだのですが、まずカップから漂う芳醇な香りは今までのデカフェの概念を大きく覆されました。
一口含むとグアテマラらしい重厚感あるボディとコクがしっかり感じられて、
「あれれ?デカフェもすごく美味しいではないか。」
というのが素直な気持ちです。
もちろん、デカフェだけではありません!
ペーパードリップで風味を抽出するのに経験が必要となるスペシャルティコーヒーである“イエメン モカマタリ”や、お店の顔となる独自の“ブレンドコーヒー”も本当に抜かりなく美味しいためコーヒーで裏切られることは全くありませんでした。
ブレンドコーヒーは、
・ソフトブレンド
・ママブレンド
・パパブレンド
・カイザーブレンド
の4種類があり、それぞれ独特な名前が付いていますが、これらは上から順番に浅煎り、中浅煎り、中深煎り、深煎りとなっていてカイザーブレンドはドイツ語で「皇帝」という意味を持つ“カイザー”にふさわしい最高級品だけを使ったブレンドコーヒーとなっています。
葉山珈琲のこだわり
大阪を中心に全国16店舗を構える葉山珈琲さんのコーヒーの美味しさに迫るべくお店のこだわりをご紹介させていただきます。
①選りすぐりの生豆
産地や品種、等級の全てが最高品質の生豆のみを取り扱っています。
ではどのような産地かというと、VOLCAFE社が契約した信頼の置ける指定農園で生産された生豆を採用しているようです。
この生豆は輸入後、厳重な管理の下で保管され品質維持と衛生面への最大の配慮がなされています。
②向き合う焙煎
コーヒー豆にはそれぞれ人と同じように個性があります。
その個性に合わせてハゼ音から豆一つ一つの表情の変化をよく見ながら焼き上げてあります。
向き合うことで芯残りのないふっくらと煎り上がった豆から苦味・酸味と同時にコーヒー独特の「甘み」が生まれるというわけです。
③コーヒーに欠かせない品質
生豆には必ず欠点豆(虫食い、潰れた豆、カビ豆など)が混ざっています。
これらを一つずつ丁寧にハンドピックのよって取り除くことで雑味の原因を排除されています。
このハンドピック作業は焙煎後も同様に行われています。
またブレンドコーヒーを作る際には、それぞれのコーヒー豆を適正な焙煎した後に混ぜる「アフターミックス」という方法を採用されています。
コーヒー豆本来の風味を生かした、味の幅が広く、コクが引き出されたブレンドコーヒーに仕上がるというわけですね。
④適正な熟成
葉山珈琲さんではコーヒー豆が1番美味しいのは焙煎から3日経ったコーヒー豆だと考えられています。
一般にもコーヒー豆は焙煎から2、3日置くと言われていますので同じですね。
この1番美味しい状態のコーヒー豆を届けたいという想いからネット販売においては注文をいただいてから焙煎を行う“受注生産システム”を構築されています。
⑤真心込めたハンドドリップ
最終的に1杯のコーヒーの味を左右するのが抽出方法になります。
お店でコーヒーを淹れれるのは限られた人だけで、本社独自のコーヒー抽出の極意を学び、“免許皆伝”を得た人だけがお店でコーヒーを淹れることができるのだそうです。
最後に
今までたくさんのカフェを訪れたことがありましたが、それぞれにいい所があり、今回紹介させていただいた葉山珈琲さんの場合、ハンドドリップによるコーヒーを強く推薦します。
もしご自宅の近所や観光先にあった場合には立ち寄っていただきたく思います。
これからもカフェ巡りを続けたくさんのお店をご紹介させていただきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。