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コスタリカってどんな国?
コスタリカは中米の南部に位置するコーヒー生産国の一つで、
スペイン語で「豊かな海」を意味します。
太平洋とカリブ海を分岐する高地にて、
絶好の気象条件をもとにコーヒーが栽培されています。
1971年からコーヒー栽培が始まり、四国と九州を合わせた程度と国土面積が小さいながらも、収穫されるコーヒー豆のクオリティは非常に高く根強い人気を保っています。
国土の約42%が農牧地、約38%が熱帯雨林という豊かな自然と生態系がコスタリカにはあります。
コスタリカの主なコーヒー産地は中部高原と呼ばれる内陸の高地で、
年々小規模農園が増え続けてきています。
ロブスタ種の栽培は法律で禁止されているため全てアラビカ種の栽培になります。
特にカトゥーラ種やカトゥアイ種の栽培が主流です。
今回ご紹介するコーラルマウンテンは、世界最高級のコーヒー豆のひとつで、サンホセ西部に位置するタラス川をはさんだトレスリオスとコラリージョを結んだ山岳地帯の急斜面にて栽培されています。
標高は1400m〜1500mで、あまりの急斜面のため収穫は身体にロープをまきつけて、
バスケットがいっぱいになるまで赤く熟した実だけを一粒ずつ丁寧に手摘みしています。
コーラルマウンテンの特徴
山岳地帯で育ったコーラルマウンテンは収穫してから水洗いをした後、
「サンドライ」と言って天日干しにて乾燥処理を行っています。
この天日干しは機械を一切使わずに自然の太陽光のみで乾燥させる方法で、
コーヒーチェリーの水分含有量が50%から12%前後になるまで、
約一週間かけて乾燥させ内果皮つきのパーチメントコーヒーにします。
この作業により、まろやかな香りが生まれ出来上がったコーヒー豆はよくカリブ海の海底に潜む黒サンゴに似た輝きと例えられます。
世界最高級のコーヒー豆であるコーラルマウンテンは厳選された農園で限定生産され、
古くからドイツを始めとした品質を重視する自家焙煎業者に販売されてきた由緒あるコーヒー豆です。
今回はシティローストで仕上げました。
正直ハイローストを狙ったのですが、
1ハゼと2ハゼの間隔が短かく若干失敗しましたw
コスタリカの風味と美味しい淹れ方
豆の状態のままでも広がる芳醇な香りに、雑味のないクリアな口当たり、
優しくもしっかり感じる酸味が最高です。
ハイローストやシティローストの中煎が上品な酸味と甘みや、
芳醇な香りを味わうことが出来るのでオススメです。
<オススメの淹れ方>
今回はシティローストの豆をネルドリップにて淹れました。
コーヒー豆:13g
お湯 :160ml(87°)
蒸らし :20秒
抽出時間 : 2分06秒(4回注湯)
ポイントは少し多めの豆と低めの湯温です。
まろやかな味がクセになります。