ブラジル セルトン農園 100年樹

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みなさん、こんにちは。せっちぃです。さて、もうタイトルで気になっている方もいるかもしれませんが、今回はブラジルのセルトン農園 100年樹を飲んでみたのでご紹介していきます。

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どんなコーヒー?

一言で表すなら、“ずばり爽やかでコクのある甘み”ですね。香りは強くなく、ふわっとフルーティな香りが広がる印象でした。一口飲むと最初にすっきりとした酸味がきて、あとから奥行きのあるコクと甘みが口の中に広がって、全体的にさっぱりしてます。購入したお店ではブラッドオレンジ の風味と紹介されていました。私はこのブラッドオレンジ を食べたことがなかったのでピンとこなかったのですが、どのお店を見ても同じ表現がされていたので間違いないと思われます。こちらの豆はブルボン種なのですが、その中でもさらに希少なレッドブルボンの品種になります。小粒で丸っこいのが写真から見てもわかりますね。

◯風味の五段階評価◯
苦味 ★★★☆☆
酸味 ★★★★☆
甘み ★★★★☆
コク ★★★★☆
香り ★★★☆☆

どんな産地から生まれたの?

セルトン農園とはカルモ・デ・ミナス地区に位置します。この地区はブラジルの中でも優良産地と言われていて、当地でのコーヒー栽培は100年以上の歴史があるほどです。その中でも最初にコーヒー栽培が行われたと言われているのがこのセルトン農園です。栽培だけでなく、今では大学と連携して、品種や標高、日照などさまざまな条件が複雑に関係するコーヒー豆の品質、保管方法に至るまでの研究にも力を入れています。

実は2000年頭まではブラジルのコーヒーはブランドなどのボリューム増しに使われるのがほとんどでストレートコーヒーとして提供できるクオリティに至っていなかったのですが、これまで続けてきたナチュラルプロセスを止めて、新しく「パルプトナチュラル」という精製方法を取り入れたことにより、今までにない新しい高品質のコーヒーを作ることに成功したのです。さらにこの地区は標高が高いので朝と夜は特に気温が低くなります。コーヒーチェリーは寒いと赤い実になるまでに時間がかかるため、ゆっくりと熟成され、より甘みが増します。また寒暖の差からコーヒーの酸味の質も上がります。こういった条件が揃った環境によってこの風味が生まれたのですね。

100年樹は木の年齢じゃない!?

100年樹と聞くと私もなのですが、コーヒーノキの寿命のことだと思い、「100年も生きてる樹木なんですね」とお店の人に言うと、「あー、よくそう思われる人がいるんですけど、違うんですよ!これはコーヒー豆がたくさん収穫できる時期のことを表しているんです。」と言われました。なるほど、木の年齢じゃなかったんですね。ちなみに通常のコーヒーの樹木は10年、長くても数十年しか収穫できません。そう考えるとやはり100年以上も続いているのはすごいですよね!

最後に

実はこのコーヒーはフレンチプレスで淹れるのがいいと小耳に挟んだので、フレンチプレスでも淹れてみました。柔らかさもありながら甘みとジューシーさがしっかり出ており、複数のフレーバーの重なりを楽しめて、フレンチプレスでの風味もぜひおすすめしたいです!最後まで読んでいただきありがとうございました。

フレンチプレスにて
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