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ハンドドリップ×お茶
ハンドドリップといえば一般的にコーヒーを淹れる際に用いられる方法ですが、
要するにお湯を注いでフィルターでコーヒーを漉している訳でございますので、
お茶をドリップ出来ないか、と言われればその限りではございません。
味が如何にせよハンドドリップでお茶を淹れることは可能なわけです。
コーヒーを好む若年層の方々にも本記事を通して、
日本の誇るべき茶文化に少しでも親しみを持っていただければ幸いです。
長崎県産 玉緑茶“そのぎ茶”
今回使用するお茶は長崎県産の蒸製玉緑茶“そのぎ茶”になります。
何を隠しましょう私の地元で生産されている茶葉で何かと馴染みのあるお茶です。
真空になっており開けた瞬間から良い香りが広がります。
そのぎ茶は茶葉の形状がくるっと丸くなっており、
香りと旨味が強いお茶になります。
お茶をハンドドリップで淹れてみた
ということで、今回本題のハンドドリップでお茶を淹れてみました。
使用するドリッパーは個人的に使い慣れたHARIO v60です。
お湯の温度は約75℃で3gの茶葉に対して5分ほど掛けて180mlを注ぎました。
お湯と馴染むと共に茶葉が膨らんできて香りが凄いです。
一般的な抽出では一人あたり2gほどの茶葉がオーソドックスなようです。
話に聞いていた通り香りが豊かで美味しかったです。
また通常の淹れ方と比べても遜色ないほどの香りと味わいが出ていました。
お湯の温度について
よく玉露は50℃ほどのお湯で抽出するといった話を耳にしますね!
では、普通の緑茶ではどうでしょうか?
お茶の種類 | お湯の温度 |
玉露(上) | 50℃ |
玉露(並) | 60℃ |
蒸製玉緑茶 | 70〜90℃ |
番茶 | 100℃ |
基本的に緑茶では質が高いほど低い温度での抽出が好まれるようですね。
一般的な茶器を用いた抽出とはもちろん異なりますが参考には出来そうです。
お茶はセラミックフィルターで淹れても美味しい
HARIO v60と同じような手順でセラミックフィルターを使ってみても美味しく淹れらます。
ペーパードリップと比べるとお湯の抜けが遅くドリッパー内に溜まりやすいので、
蒸らしもやりやすく抽出速度の調整もかなり楽でした。
味わいはまさに急須を使って淹れたお茶に近く、
まろやかで香り高いお茶に仕上がります。
味のクリアさでいえばペーパードリップの方が上ですが、
むしろコクがありこちらの方を好む方も多いかもしれません。
アイスグラスに注いで急冷してみた
澄んだお茶の色がとても綺麗です。
後味にキレが増し清涼感ある見た目と味わいに!
とても美味しかったです。