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【コーヒーの品種】ムンドノーボとは
バウー農園やパッセイオ農園などブラジル各地の農園で生産されているムンドノーボはブラジルの公用語であるポルトガル語で“新世界”を意味します。
またコーヒーの品種におけるムンドノーボとはアラビカ種の一種で、
ブルボン種とスマトラ種との自然交配によって生まれたものになります。
1000〜1200mと比較的標高が低い土地でもよく育ち、
生産性が高いうえに病害虫にも強い品種です。
クセのない味わいとその飲みやすさから味と生産性を兼ね備えた、
まさに“ブラジルらしさ”を持ったコーヒーだと言えるでしょう。
ムンドノーボ生豆、焙煎豆
![コーヒー豆 ムンドノーボ 生豆](https://i0.wp.com/tipsofcoffee.com/wp-content/uploads/2020/05/43F08ED3-D5E4-4C2B-83F5-E79804245312-780x780.jpeg?resize=780%2C780&ssl=1)
こちらはムンドノーボ ナチュラルの生豆になります。
生豆の時点では甘い香りなんかはほとんどないですが、形もよく美味しそうです。
ちなみに生豆は食べれませんので、ご注意ください。
![コーヒー豆 ムンドノーボ 焙煎後](https://i2.wp.com/tipsofcoffee.com/wp-content/uploads/2020/05/3F3F2EE6-85A9-4C5A-ADFE-A010BDAA05BF.jpeg?fit=780%2C780&ssl=1)
焙煎してみた感想としては、わりと火が通りやすく、煎りやすいな、と思いました。
やや浅めに中浅煎りで焙煎しましたが、
ふっくらと膨らみ、シワもムラもなく仕上がりました。
我慢できず食べてみましたが、
ぽりぽりで簡単に噛み砕けます。
しっかりと焙煎されていますね。
香りも味も完璧です!
ムンドノーボ飲んでみた感想
酸味、苦味ともにマイルドで飲みやすく、
アフターティストに甘みが残る素晴らしい風味でした。
中煎のブレンドなんかに混ぜるとクオリティが上がりそうです。
ペーパードリップであれば熱めの温度で淹れるより、
82〜86℃くらいの比較的低めの温度で、
抽出するのが個人的には美味しいかと思います。
ムンドノーボを飲んでみたい方へおすすめのコーヒー
おすすめのムンドノーボはブラジル バウー農園のトミオフクダ ドライオンツリーです。
ムンドノーボの中でもかなり甘みが強く、有名なコーヒーでもあります。
日系ブラジル人のトミオフクダさんが作ったコーヒーで、
樹の上で完熟、乾燥までやってしまうため樹自体にはかなり負担が掛かるそうですが、
その分甘みが強く美味しいコーヒー豆になっています。