家でペーパードリップを始めてみたい!!だけど、何から準備して良いかわからない……。
そんな方へ、ペーパードリップを行ううえで絶対に必要なアイテムを3つ紹介していきたいと思います。
必要なアイテムとは、ずばりコーヒーミルとドリップケトル、ドリッパーです。
Contents
クオリティが格段に上がる!コーヒーミル
コーヒー豆はいれる直前に挽くべし!
コーヒー豆は挽いた瞬間から爆発的に香りが広がり、ガンガンと空気中に逃げ出し、あっという間になくなってしまいます。
また粉に挽くことによって表面積が大きくなり、より酸化が早く進むことになります。
そのため店で既に挽かれたコーヒー粉を買ってくるのと、豆を購入してコーヒーを淹れる直前に挽くのでは、味と賞味期限、香りに天と地ほどの差がつきます。
豆は必ずコーヒーをいれる前に挽きましょう。
美味しいコーヒーをいれる上でコーヒーミルは必需品となります。絶対に用意しましょう。
コーヒーミルを選ぶ基準は?
家庭用コーヒーミルの性能は基本的に微粉の少なさ、粉の大きさが一定に挽けるか、この二つが重要です。
カフェや喫茶店の業務用で使用する場合には、豆への負担や連続使用が可能かなどを気に掛ける必要がありますが、家庭用では1回につき1杯分や2杯分しか豆を挽かないためその辺りはあまり気にする必要がありません。
また仮に気になるとしても一万円、二万の差で変わるようなものでもありませんので基本的には微粉の少なさ、挽いた時の粒度が一定かをメインに考えます。
オススメの手挽きコーヒーミル
安価で容易に手に入り、挽きたての美味しいコーヒーが楽しめる手挽きコーヒーミルは、初めて家でコーヒーを淹れるといった方にオススメです。
何から買えば良いか悩めばまずはコーヒーミルから選んじゃいましょう。
とにかく安くて良いものが欲しいならHARIO セラミックコーヒーミル
こちらのコーヒーミルは安くて、そこそこの性能があり、お買い得です。
スリムで手にフィットしてコーヒー豆を挽きやすく、分解することで簡単に水洗いが可能なためお手入れも楽々です。
挽いたあとミルに粉を入れたまま保管が出来るので便利です。
アウトドアにも最適!ポーレックスのコーヒーミル
コストパフォーマンスという観点からみれば手挽きコーヒーミルの中でも最高です!
最近は東急ハンズなどでも売られていますので、気になる方はお近くの東急ハンズで実物を見てみるもの良いかもしれません。
手が小さい私にとってはサイズ感がちょうどよく、粉の大きさの調整も簡単に出来るため非常にオススメです。
アウトドアでコーヒーを淹れる方は是非、検討してみてください。
その場で挽いて、淹れるコーヒーは最高です!
手挽きミルのハイエンドモデル!コマンダンテ
電動ミル並みの値段がしますが、それだけに性能は圧倒的です。
微粉の量が圧倒的に少ない上に、粉の大きさをかなり一定に挽いてくれます。
正直、Kalita ナイスカットと比べても、こちらの方が粉の大きさが揃っていました。
茶こしなどで粉を取ると味が物足りなくなると感じている方にはコマンダンテで挽いてそのまま淹れると程よいコクのあるコーヒーに仕上がるかと思います。
オススメの電動コーヒーミル
手挽きミルでは安価で性能が良いものがたくさんありますが、やはり淹れるたびに毎回手で挽くのは大変なのも事実ですよね。
時間のない朝にはその手間も致命的です。
そんな毎日コーヒーを飲む方に必須とも言える電動ミルの中で、オススメのものをピックアップしました。
電動ミルの定番 Kalita ネクストG
Kalitaのナイスカットの後継にあたるネクストGはコーヒー粉の大きさが一定に挽けて微粉が少ないので、あくまで家庭用ですが個人経営の喫茶店などでもよく見かけます。
実際に業務用に使えるくらいの性能はありますので、家庭でよくコーヒーを飲む方にはオススメです!
小さく場所を取らず、音も抑えられており、さらに静電気を抑えるように設計されているので挽いた時に出てくる微粉があまり散らかりません。
デメリットとしては、なぜか微妙な色ばかり販売されています。
コスパ電動ミル ボンマックBMー250N
こちらのボンマックのコーヒーミルはそこそこの性能と圧倒的な安さでコスパ最強の電動ミルです。
安いからといって、性能が酷いかと言われればそんなことはありません。
ネクストGと比べると若干微粉が多く、粉の大きさにバラツキもありますが、細挽きから中挽き辺りをメインに使えば大差はないです。
ひとつ言えば、粗挽きが苦手ですが、家庭用のミルだと、他もわりと似たようなものです。
電動ミルが欲しいけど、そんなに高いのも必要ないと思っていらっしゃる方にオススメです。
これ以上の電動コーヒーミルは一台何十万からと非常に高価で、かなりの性能を持っています。コーヒーにこだわる一流喫茶店や、大企業レベルで採用される完全に業務用ですね!
コーヒーの粒度や微粉の量というよりも連続使用に耐えれる設計なんかがメインになってきますので一般家庭ではまず必要ないでしょう。
手に馴染む相棒を見つけよう!ドリップケトル
ペーパードリップを始める場合、ドリップ用のケトルは必須になります。
静かに注ぐお湯を正確にコントロールする必要があるため、注ぎ口からお湯が伝ってたれるようなやかんなどはペーパードリップに使えません。
また細く注げないような構造のものも同様です。
ドリップケトルの選ぶ基準は?
ほとんどのドリップケトルは注ぎ口が細長く伸びるように設計されており、細く美しいお湯を簡単に注いでいくことが出来ます。
ですので、基本的には好きなデザインと手に馴染むものを選べば問題ありません。
ただし、点滴ドリップなど真似したい注ぎ方がある場合は、それにあったケトルを選ぶ方が無難です。
オススメのケトル
安くて使いやすいHARIO v60 ドリップケトル
安くて、使いやすいHARIOの定番ドリップケトルです。プロからドリップ初心者のの方まで幅広く愛されていおります。
ハンドルまでウェーブしたデザインが特徴的ですね。
特にこだわりもなくて、どれにしようか悩んでしまうなら、とりあえずこれかなー、とは思います。
いろんな抽出方法に触れていくにつれて、自分流の淹れ方、コーヒーの好みも出てくると思いますのでその時が買い替えのタイミングです。
もちろん、そのままずっと使っていける耐久性をも持ち合わせています。
カリタ ドリップケトル
シンプルで使いやすい、スリムな形状で世界中のKalitaファンを魅了しています。
特にこだわりもないが、HARIOのデザインが生理的に無理!なんて方にオススメです。
私も普段はこれを使っています。
ただ正直言って、これといった決め手や良い点があるわけではなく、以前の職場でも同じものを使っていたので手に馴染むため使っているだけではあります(笑)
点滴ドリップならタカヒロの雫
値段は若干お高めですが、ゆっくり、じっくりと狙い通りに注ぐことが出来ます。
スッとお湯が切れるため他のケトルと比べても点滴ドリップがやりやすいように感じました。
ふたの開口部分が広く設計されており、手入れもしやすいです。
こだわりドリッパーでライバルに差をつけろ!
ドリッパーの選ぶ基準は?
ドリッパーを選ぶ上で意識したいのは水はけの速さと材質、デザインになります。
水はけの速さは、抽出の速さに繋がります。
材質は温度の伝わり方、保温力に関係します。
デザインはモチベーションですね(笑)
おしゃれなドリッパーを使うとテンション上がりますよね。
参考までに、ペーパーフィルターのコストも載せておきます。
HARIO v60 一枚辺り4円
Kalita ウェーブドリッパー 一枚辺り7.3円
オススメのドリッパー
HARIO v60
HARIO v60は安いうえに、使いやすいという最強のドリッパーです。
実際に過去の競技会などでも使用されており、プロのバリスタ御用達です。
円錐形で大きな一つ穴とスパイラルリブが特徴的です。
お湯を注ぐと注ぎはじめはガンガン抜けていきますが、落ちきるまでに時間がかかることを意識して使えば早い抽出、遅い抽出どちらにも対応が可能で非常に汎用性の高いドリッパーになります。
材質の選択肢も多く、好みにあったチョイスが出来ます。
デザインもカッコいいため、一つは持っていて損はないドリッパーです。
Kalita ウェーブドリッパー
インスタ映えしまくり!おしゃれドリッパー代表といえばKalitaのウェーブドリッパーでしょう。
もちろん、おしゃれなデザインだけでなく、しっかりとした実用性があります。
形状としては底面が平らになっており、三つの穴が空いています。
そのためお湯の落ちきるまでの時間でいえば、HARIO v60よりも早く、サーっと抽出していくことが可能です。
また平らな底面により、粉全体を満遍なく使った抽出ができ、安定して美味しく淹れることが出来ます。
実際に淹れてみた!
今回使用するのは、
・ポーレックスのコーヒーミル
・カリタのドリップケトル
・HARIO v60
以上の3点です。
どれもコスパが良く、オススメです。
<レシピ>
豆:12g
お湯:170ml
全部で4回に分けて注いでいきます。豆の吸湯量を加味して170ml注げば、おおよそカップ一杯分(140ml)です。
スケールがない方はひとまず目分量で問題ありません。豆の量はHARIO v60付属のスプーン一杯分です。
新鮮な豆を淹れる直前に挽いて、きちんとしたドリップケトルで淹れるだけでも十分美味しいです。
実際にポーレックスで挽いてみた粉です。若干のばらつきもありますが、よく挽けていますね。
小さく、持ち運びもしやすい上に、性能もよく使い勝手がいいです。
この時点で既にコーヒーの香りが部屋中に広がります。
お湯を粉の表面にのせるように優しく注いで、30秒ほど蒸らしを行います。
あとはゆっくりと丁寧に、三回に分けて注いでいきます。
目的の量に達したところで、カップからドリッパーを外して完成です。
コーヒーミルとドリップケトル、ドリッパーを準備するだけで、全く味が変わりますので、騙されたと思って是非試してみてください。
かくいう私も毎朝挽きたての新鮮なコーヒーを楽しむようになってから、人生が変わりました。
ということで、今回は良きコーヒーライフを始めるための必須アイテムを3つ紹介させていただきました。
最後までお読みいただきありがとうございます。