※実話です。
初見の自分にも終始タメ口で喋り方も大まかこんな感じでした。
暴言、名指しの否定等は一部カットしています。
客の顔みて態度を変えてるようです。
ちなみに、自分に焙煎経験があることなどは話しておりません。
登場人物
- 自分:帰りにコーヒーでも飲もうかと思って店に入った奴。20歳くらい。
- 店員A:コーヒー淹れてる人。焙煎もしてるのもこっちっぽい。60歳くらい。
- 店員B:なんか助手っぽい動きしてた。コーヒーは一切淹れない様子。50歳くらい。
説教された件について。
店には3組ほど先客がおり知らない方の隣に座るのも怖かったのでカウンターに座った。
自分「すいません、このブレンドください」
店員B「ブレンド1つ〜〜」
店員A「(コーヒー淹れながら)コーヒー好きなの?」
自分「はい、結構飲みます!」
自分の仕事や住んでいるところについて世間話を挟む。
店員A「コーヒーについて教えたる」
俺氏「え、いいんですか、お願いします」
店員A「他の店のコーヒーは渋くて飲めたもんじゃないだろ?」
俺氏「いや、どうですかね(苦笑)」
実際には美味しい店とか、わりとあると思ってます。
店員A「他の店は水抜きもしてないし、聞いても知らんような店ばっかや」
俺氏「そうなんですね(苦笑)」
内心、流石にそれくらいは確実に知ってると思いました。知り合いや珈琲屋は普通に知ってます。ここでは言葉には出していません。
教えてくれるというので気になっていたコーヒーについて尋ねてみました。
俺氏「トミオフクダってそこに置いてるじゃないですか、あれのブルボンってまだ飲んだことなくてどんな感じなんですか?」
(※トミオフクダはドライオンツリーという製法が有名で、ドライオンツリーは店に置いてあったブルボンという品種ではなくムンドノーボという品種で作られる)
店員A「品種なんて言ってもわからんだろ!コーヒーに品種なんて関係ない」
正直、マジで驚いた。同時に客に対する態度でもないので冗談だと思って愛想笑い。
自分「いやいや、そんなことないですよ〜(苦笑)」
トミオフクダのドライオンツリーを飲んだことがあること、好きな味であることを伝える。
店員A「飲んでも違いなんて分からんだろ。トミオフクダはもうないから」
自分「え?ありますよ!!バウー農園ですよね?」
この辺よくわからないが、トミオフクダ氏が亡くなった=トミオフクダが無くなった、と言いたい様子。
流石に意味が分からなかったので、バウー農園はあること、トミオフクダは無くなっていないとは思います、と返した。
たぶん、この辺りから店員Bはややキレていたと思われる。
以下、店員Aの言い分。いくつかの本のタイトル、有名店を上げながら怒涛のディスり。
自分が好きだと答えたものに対して一つずつ否定を入れられました。
- コーヒーの品種なんて関係ない。焙煎すれば一緒。
- コーヒー淹れるときに軟水も硬水も関係ない。エキスが出ているかの話。
- 水出しコーヒーがあったので頼もうとすると、ダッチコーヒーだとキレられる。水出しとは麦茶みたいにパックを入れた手抜きだろうと仰せ。
- 他の店はボトルのアイスコーヒー買ってるようなところや、麦茶のように出してる店ばっかりだろ?→(カフェ巡りしてる感じ違うと思う)
- 無言で出されるコーヒーに遠慮した俺氏へ。最近のコーヒーはカフェインじゃない。クロロゲン酸だ、と仰せ。(正直よくわからん)
- 最近の珈琲屋(サードウェーブ系のこと)は水抜きすら出来てないから渋いコーヒーになる。
- 日本なら深煎りだ。
- COEもスペシャリティも全部一緒、結局G-1とかが美味い。
- この辺の店はどれも分かってない。客も味なんてどうせ分からん。
- UCCの奴らも美味しいコーヒーは分かってるが、売り上げを上げることしか考えてない。
- 上島にも自分のコーヒー飲ませた。弟子も何人もいると仰せ。
- ペーパードリップなんて素人のためのものだ。サイフォンを使ってるのはカッコつけ。それらで金を取るなんて手抜きだとのこと。うちは特注で作らせたネル(三枚繋ぎ。市販で買えるタイプだと俺は知っている)でやっている。これが一番美味いと仰せ。
正直、肯定しがたい内容だったので終始苦笑。たまにそんなことはないと思います、と意思表示。
これが店員Bの怒りに触れた様子。
店員B怒鳴りだす。曰く。さっきから聞いてればなんだ。ヘラヘラして!
- 歳上との付き合い方から勉強してこい。
- そんなんじゃどこにいってもやっていけん(人格否定)
- 教わりにきてるんだろ、なんだその態度は!(コーヒー飲みにきてる)
- こっちはプロだ、客から金もらって何十年もやってる。対等だとでも思っているのか!
ひとしきり説教が落ち着いたところでスッキリしたのか優しめのトーンで、一言。
店員B「俺は厳しく育てられてきてるからね。厳しいよ」
(厳しく接客を学んだ人間が客を怒鳴りつけることはないだろうと、後々思いました)
出されたコーヒーを飲み干し謝罪とお金を払って出ようとするも、「そんなんじゃどこにいってもやっていけん」との捨て台詞。
味なんてどうでもいい、技術があれば味は客が決める、なんて言ってたけど怒鳴られながら飲んで美味しいわけないよね。
しっかり、1200円は取られました。